昨日ご紹介した、528Hzのクリスタルボウル。約4万円という価格に「安すぎる!」、「この値段だと不安!」という声をいただきましたので、ちょっと説明をします。
YouTubeで試奏動画を公開しました。
まず、ぶっちゃけるとサイズが同じならどんな音階であれ、クリスタルボウルの製造原価は同じです。どれだけ音程がピッタリ合っていようと、どれだけ音程が狂っていようと、「作る」という部分のコストは変わりません。そして、小さいサイズの方が当然原価は安いです。
今回のボウルは5インチという小さなサイズなので、6インチボウルより安い販売価格にしました。
では、なぜ世間の528Hzボウルの値段が高いかと言うと・・・単純に「売れるから」だと思います(メーカーが色を付けて高値で卸しているのか、販売者が色を付けて高値で売っているのか、その両方が合わさって高値になっているのかは分かりませんが)。
これは「絶対音(True Pitch)ボウル」でも同じです。たまたま偶然にピッチが合っていたというだけで、製造原価は同じなのに販売価格が高くなっています。一部メーカーでは「F(ファ)」の音だけ値段が高く設定されているボウルもあるけれど、Fだけ製造原価が高いなんてことはありえません。
私はクリスタルボウルを「売りたい」というより、「広めたい」と考えています。
人気がある音だからと言って、余計なプレミア価格にはしたくありません。それは「広げる」につながらない、ただ「私腹を肥やす」行為です。
また、「自分の感覚を大切にして選んで欲しい」という願いも込めています。
私は「闇金ウシジマくん」という、ちょっとアウトローなマンガが好きなのですが、その中にこんなセリフがあります。
人気ブランド品は高い方が売れる。なぜだと思う? 物の価値判断ができねぇヤツは高ければ高いほど価値のある物って信じ込むから、ブランド品をありがたがって買うんだ。ブランド品も情報商材も「イメージ」を高価で買わされてるんだ
私はクリスタルボウルを実用的なツールとして考えています。
部屋に飾っておくものではなく、積極的に鳴らすヒーリング楽器として考えています。
「値段が高い方が優れているだろう」というイメージや、「商品説明に強気な言葉がいっぱい書いてあったから優れているだろう」というような他人の宣伝から判断するのではなく、体験した感覚から選んで欲しいのです。なぜなら、クリスタルボウル サウンド・バス®そのものが「体験」を大切にしているからです。私が全国でイベントを積極的に開催したり、YouTubeで演奏を無料公開しているのは「体験」を増やすためです。
「クリスタルボウルは体験しないと分からないですね」と言われることがよくあります。それなのに、ボウルを選ぶときは体験に基づいていないというのは、なんとも矛盾していると思うのです。
このボウルを10万円の値段にしていれば「なんかすごそう」と思ってもらえたかもしれません。
だけど、それは相手の無知につけ込んだイメージ戦略です。
思い出してみてください。私たちが願っていた未来はどんな世界だったでしょう。私たちがクリスタルボウルに感動したのは何がキッカケだったのでしょう。
誰もが自分の個性を輝かせることができる、平等な世界ではなかったでしょうか。
それまで味わったことのない、心地よい体験ではなかったでしょうか。
私は微力ながら、そんなことを考えながら活動をしています。
528ボウルは金曜日の表参道クリスタルボウル・モーニング、日曜日の札幌クリスタルボウル サウンド・バス®イベントにも持っていきます。鳴らして体験してみてください!