Crystal Sound Laboratoryではクリスタルボウル サウンド・バスの各種レッスンを実施しています。
このページではクリスタルボウルを多くの方に安全に楽しんでいただけるよう、基礎的な鳴らし方・演奏方法をご紹介します。書籍も販売中です。
目次
クリスタルボウルの鳴らし方・演奏方法

水晶から作られたヒーリング楽器「クリスタルボウル」は人の手によって演奏される生楽器です。コンピューターでコントロールできる電子楽器ではありません。
さまざまな繊細な要素が合わさって癒しの体験を作り出していますので、ゆっくり丁寧に進めてみてください。
クリスタルボウルに触れる前に
クリスタルボウルはとても繊細です。乱雑に扱ったり、外部からダメージが加わるとガラスコップが割れるようにボウルも割れてしまいます。
ネックレス、指輪、腕時計、ブレスレットなど、ボウルに触れそうな位置にあるものはすべて外し、動きやすい服装を心がけましょう。
また、イライラや不安があるとボウルを手荒に扱うことにつながってしまいます。特別な時間のためにゆっくり心を落ち着けましょう。
「音酔い」に気をつけましょう
クリスタルボウルの練習を長時間続けていると、ふわふわ・フラフラとした「音酔い」の状態になることがあります。ヒーリングの心地よい体験とは違う、ただふわふわ・フラフラとした状態です。
音酔いをした状態だと注意力が散漫になり、練習の効果は半減します。また、その後の日常生活に支障を来すこともあります。
音酔いを防ぎつつ、効果的に練習をするために以下の点に気をつけましょう。
- 練習は最大でも30分程度とし、適宜10分程度の休憩を挟む
- 気を落ち着けるために水分を補給しながら練習する
- 複数の奏者で一緒に練習をしない(一斉に音を出さない)
クリスタルボウルは一日何時間練習すれば上達するとか、1000回叩けば上手になるとかの根性論の世界とは違います。自分が一番やさしい気持ちになれそうなときに少しずつ練習してみましょう。それが一番の近道です。
クリスタルボウルの並べ方
クリスタルボウルはフローリングの床や固いテーブルの上など、平らで安定した場所に並べます。左側に低い音が来るように「音階順」で並べると演奏がしやすいです。ボウルの下には丸い「Oリング」を必ず設置します。

それぞれのボウルの間隔は10cmから15cm程度、握りこぶしひとつより少し広いくらいが適切です。間隔が近すぎると両手で演奏している際にマレットがぶつかる恐れがあり、間隔が広すぎると演奏しづらくなります。
ボウルを並べたらその近くに座り、ムリのない動きですべてのボウルに手が届くことを確認しましょう。

マレットの持ち方
マレットは親指と人差し指で挟むようにして2本の指でつまみ、中指・薬指・小指は後ろに添えておきます。鉛筆やお箸を持つのに似ていますね。

前から見るとこんな感じです。

すべての指を使った「グー握り」や、人差し指と中指が前に来た握り方ではマレットを固定することが難しくなります。マレットの持ち方は本当に大切ですので常に意識しましょう。
演奏時の姿勢

クリスタルボウルを床に並べた場合は、奏者も床に座って演奏をします。膝がボウルに当たらない程度に近づき、マレットをボウルに当てたときに肘が伸びきらないような距離に腰を下ろしましょう。
身体は別の方向を向いたまま、腕だけを伸ばして演奏するのは正しく音が鳴らせないばかりか、見た目も悪いものになります。鳴らしたいボウルにきちんと正対しましょう(同じ場所に座りっぱなしではなく、演奏するボウルの近くへ細かく移動しています)。
演奏時の動作
クリスタルボウルの演奏はこっちのボウルをこすりながら、あっちのボウルを叩いて、その次はこっちをこすりながら、あっちもこする…というように常に身体を動かし続けています。
そして、演奏に必要なすべての動きはムダがなく洗練された自然な流れの中にあります。
ピタっと触れてシャカシャカ回して、パっと離してコツンと叩くのではなく、ふわっと触れてぐわーんと回して、そっと離してポンと叩きます。ロボット兵士のように格式ばったカクカクした動きではなく、蝶が舞うように自然で柔らかな動きです。自然な動作は奏者の身体的な疲労を軽減することにもつながり、やさしい音の響きにもつながります。
音量の目安
クリスタルボウルは力強く鳴らせば大きな音量が出せる楽器ですが、音量を出し過ぎると聴者の心身にダメージを与える上に、ボウルの破損につながりかねません。マレットの動かし方による音量のコントロールを身につけていきましょう。
音量の目安は「日常会話の声以上に大きな音は出さない」です。ボウルを演奏しながらふつうの声で会話ができるくらいの音量です。大声でないと会話できないような状態は音量の出し過ぎです。
日常会話の音量は私たちがもっともよく触れているものです。それよりも大きいと「うるさい」と感じられて感覚が閉じてしまいますが、音量が小さければ小さいほど耳を澄まし、感覚が開き始めます(ディープ・リスニングという状態を導き出しています)。大切なことは怒鳴って伝えるのではなく、ささやくのと同じですね。
適切な音量なら自宅で練習しても騒音にはなりません。
クリスタルボウルの奏法:こする
クリスタルボウルの上部・フチの部分にマレットを当てて回転させると「こわわーーん」という長い音を出すことができます。
こする奏法で大切なのは「マレットがグラグラすることなく、スムーズな円運動ができていること」です。自分が鳴らしている姿をスマホで撮影して見返してみましょう。カクカクした動きだとどれだけこすっていても音は鳴りません。
クリスタルボウルの奏法:叩く
クリスタルボウルの上部・フチの部分にマレットを軽く当てると「コキーン」という打撃音を出すことができます。
叩く奏法はこする奏法以上に「慣れ」が必要です。根性で練習するのではなく、心地よさの中で練習を続けてみましょう。こちらも、自分が鳴らしている姿をスマホで撮影して見返してみると動きが硬くなっていないか確認できると思います。
クリスタルボウルの演奏で大切なこと
クリスタルボウルの演奏でもっとも大切なのは「鳴らしたい音を鳴らしたいタイミングできちんと鳴らせる」ことです。
「こーん」とやさしく叩きたいのに、「ゴキーン!」という強い音になってしまったり、こすっている最中の音がピタッと止まってしまっては、どれだけ高価なボウルを使っていても聴者には苦痛しか与えません。
「鳴らしたい音を鳴らしたいタイミングできちんと鳴らせる」ためには日々の練習が大切です。
より理論的な実践的な演奏方法を学びたいときには各種レッスンをご検討ください。
音の世界を広げていきましょう。

