私はクリスタルボウルの動画をYouTubeで公開する際、「首から上(顔)」を隠すような形で撮影をしています。気がつけば、このヘンテコなスタイルで5年くらい動画をアップし続けていました。
当初は「なんで顔を隠すの?」とか「首なしで怖い」という意見もいただきましたが・・・
このアングルにしているのは「余計な印象を持ってもらいたくない」からです。
今日はそんなお話をブログで書いてみます。見た目の形だけでなく、その奥にある思いも知っていただければ幸いです。
※全身を隠してしまうと、誰がどのように演奏しているのか分からないので、手の動きは分かるように撮影しています
印象が体験に与える影響
動画の中で私の「顔」がドカーンと出てしまうと、どうしても「こういう人がやっているのね」という感じが強くなります。そうすると、「クリスタルボウルの音」だけでなく、「人」としての印象が、体験に作用を及ぼしてしまう恐れがあります。そして、私は貫禄のない地味な顔なので、たぶんよい方向には作用しないのです。
なるべく純粋にクリスタルボウルを体験していただきたいという思いから、顔を隠した動画にしているのでした。
本当はHPとかブログとか外部のインタビュー記事でも顔は出したくないのだけど、完全に出さなくすると「正体不明で胡散臭い」になるかもなので、そこはバランスを考えています。例えが微妙ですが、お医者さんの顔も知らない病院へ行くのは怖いけど、婦人科検診の最中には顔を見せてなくてもよい、という感じというか・・・。
この、なるべく純粋にクリスタルボウルを体験していただきたいという思いは、私のイベントでも徹底させています。
会場内はなるべくシンプルな内装にしています。仏画とか、金の布袋様は飾っていません。
演奏時の衣装はシンプルな無地のヨガウェア(lululemon様でインストアイベントをさせていただいたときにもらったもの)です。袈裟や巫女衣装、ウェディングドレスではありません(自宅で撮影した動画は、そのときの普段着です。いつも同じような服ですが・・・)。
演奏中も、「ほーら、あなたのチャクラが開いてきましたよ」なんてことは伝えていません。それはお互いに「分かれば」よいことではないでしょうか。
演奏終了後も、感想のシェアはしていません。シェアタイムを作っちゃうと、誰かの意見に自分の体験が影響を受けるかもしれないので、それぞれの体験は内面で大切にしてもらっています。
もちろん、これらは私個人の考え方ですし、よりよい体験へのアプローチ方法はさまざまあります。
私は「イメージを付けない」ことを選択していますが、正反対に「イメージをしっかり与える」のも、ものすごく有効な方法です。神様の絵を飾ることをヨシとする宗派もあれば、NGとする宗派もあるわけで、アプローチ方法はさまざまあります。
どういう思いを持って、そのアプローチをしているのか?というのが大切だと思います。
女性の奏者さんであれば、顔を出した方が(多くの視聴者は女性ということもあって)「私もこういう風になりたい」というような共感を得やすく、よりよい体験に導かれやすいと思います。ただ、私の場合は男性であり、そもそも女性から共感されることが難しいので、それだったら純粋さを求めてみようと考えたのでした。
今後もYouTubeでは首から上を隠し続けるヘンテコなスタイルを続けると思いますが、それにはこんな↑思いがいっぱい詰まっているということで、ご了承をいただけましたら幸いです。