クリスタルボウル演奏のリズムの作り方

クリスタルボウルの経験者さん向けに実施している「フォローアップレッスン」において、

「🗣️ボウルを演奏するリズムが分からない」というご質問をいただくことがあります。

どのくらいこすって・どのくらい叩いていいかが(楽譜もないので)分からない…というものです。⁡

ですよね。私も最初はさっぱり分からなかったです💦


私がやったトレーニング(自主練)は、⁡

1️⃣ 自分が心地よいと思える演奏をバックに流しながら一緒にボウルを鳴らすこと
→「いま叩くよね?」というタイミングが(ほぼ)一致してくるまで続けました。

2️⃣ さまざまな心地よさを演奏の中で再現すること
→除夜の鐘の余震、ししおどしがコーンと鳴る間隔、シタールやタンプーラの長い音、ガムランやケチャの繰り返し。それらと同じものをボウルの演奏で再現すること。たくさん「心地よいもの」に触れておくと引き出しが増えます。

3️⃣ 自分の感覚ではなく相手の感覚で演奏すること
→奏者は起きた意識で演奏をしていますが、寝転がって聴いている人はもっとずっと落ち着いています。起きている人と・寝ている人に喋りかける口調が違うように、相手の状態を想像しながら音を作っていきましょう。自分が思うより3割ゆっくり・3割小さい音でも大丈夫です。


…あえてメトロノームのテンポ(BPM)で表すなら、「BPM=15」くらいが基本です。一般的な歌唱曲だとBPM=120とかなので8倍遅いですね。

4秒間に1回「コキーン」と叩いたり、4秒 × 4で16秒間こすったら次の音をこするという感じです。
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目の前に3つのボウルがあったなら、ひとつめを叩いてココロの中で「1・2・3・4」とカウントしたら次のを叩いて、また「1・2・3・4」とカウントして…


でも、一番の練習は「誰かに聴いてもらうこと」です。

ひとりでやっているだけだと「何が正解なのか」が分からなくなって当然です。なぜなら、正解は自分の中ではなく、聴いてくれる相手の中にあるからです。

誰かに音を届けた分だけ、きっと上達していきます。⁡

東京・浅草橋にあるサウンド・バススタジオ「studio PLAYA」はレンタルスタジオとして使っていただくこともできます。

音の世界を楽しんでいきましょう✨️

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おまけの話🍄

最初はゆっくり穏やかに演奏できることを目指してみましょう。

ただ、ずーっとそればっかりだと「眠っておしまい」になる恐れがあるので、少しずつ手数を増やして意識を高めることにもアプローチをしてみたいです。

もちろん、眠るのがすべて悪いわけではありませんが、お昼のイベントなどでガチ寝してしまうと(本来眠るべき)夜の時間に寝れなくなるかもしれません。

眠ってもらうための演奏は自宅で聴けるYouTubeなどに公開して、イベントのときは「寝たから癒される」ではなく「音で癒される」を心がけると、もっと楽しんでいただけるかと思います。

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