【体験談】鼻腔湾曲症の矯正手術を行いました

このブログはふだんは「クリスタルボウル サウンド・バス」についての話題をお届けしていますが、私(マガリ)が2023年7月に「鼻腔湾曲症の矯正手術」を受けたので、番外編として体験談を書いてみます。

これから手術を受ける方の参考になれば幸いです。

※手術〜治癒までの過程を書いておりますので、不快に感じる表現があるかもしれません。苦手な方はご遠慮くださいませ

鼻中隔湾曲症の手術とは?

「鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」とは、左右の鼻の穴を分けている薄い骨「鼻中隔」が湾曲している状態です。本来ならまっすぐになっているところが湾曲(カーブ)しているため、鼻づまりを起こしやすくなるというもの。

鼻中隔の軟骨を外科手術的に調整して、鼻の通りをまっすぐにするのが「鼻中隔湾曲症の手術」です。

 

私は子供のころから鼻づまりがひどく、口呼吸が欠かせませんでした。オトナになってプレゼンのような長い会話をしていると「喋り続けているために口呼吸ができない」ことから窒息しそうになることもしばしば。

決定的だったのはコロナ禍です。

いくら「呼吸のしやすいマスク」であっても、口の部分は(当然ながら)厚めに塞がれているんですよね。世間の言う「呼吸のしやすいマスク」とは「鼻呼吸がしやすいマスク」であり、口呼吸メインの私にとっては本当にツライ日々でした。

鼻中隔湾曲症の手術をすれば一気に改善するらしい…というのを知ったのもこのころでしょうか。

瞑想の世界でも言われるように、呼吸は常に私たちと共にあります。

今後ずっと口呼吸人生はツライ…治せるものなら治したい…ということで鼻の専門医を受診しました。

鼻中隔湾曲症は自力で治せる?

鼻中隔湾曲症を自力で治すこと、手術しないで治すのは不可能でしょう。私は「スートラネティ」と呼ばれるヨガの業法でなんとかできないか挑戦をしていた時期がありました。

スートラネティとは、鼻の中にヒモやガーゼを通して口から出してゴシゴシこするように動かすというもの。万病に効く!というような言われ方もしているのでがんばってみたのですが…

右の鼻はなんとかヒモが通るのに、左の鼻はどれだけやっても通りませんでした。

鼻中隔湾曲症の手術の際にMRIで撮影して分かったけれど、私の左の鼻は本当にグニャグニャで細かったんですよね(BOSEのスピーカー内部のように)。そりゃヒモも通らないわけだと思いました。

骨が壁を作ってしまっている以上、外科的に対処するしか方法はないと思います。

鼻中隔湾曲症の手術 体験談

それではここから、日記形式で体験談をお届けします。自撮りは苦手なので写真はほぼありません…。

まだ治療途中のため、後日さらに追記予定です。

手術〜治癒までの過程を書いておりますので、不快に感じる表現があるかもしれません。苦手な方はご遠慮くださいませ。

DAY 0 事前検査

事前検査は2回ありました。

初回は手術に適合できるかの判断のためにMRIの撮影と肺活量(?)の検査。

撮影された画像を見ると…鼻の骨が本当に見事にグニャグニャに歪んでいました。なんでそんな遠回りしているの?というレベル。さらに、副鼻腔炎(蓄膿症)を起こしているところも。

「ここの骨をまっすぐにして、炎症のところもキレイにしましょう。すごく変わりますよ!」

ということで、見事(?)鼻中隔湾曲症の適合患者となりました。

 

次の検査は手術の2日前に血液検査とCOVID-19のPCR検査。思ったよりたっぷり血を抜かれて、PCR検査ってこんなに鼻の奥まで突っ込むんでしたっけというくらい綿棒を突っ込まれ終了。万が一、コロナウイルス感染しているときは手術は延期となるようです。

いまさらコロナでどうのこうのされたくない…と陰性であることを願いました。

 

ほかにも、今回の治療は高額となるために「限度額適用認定証(限度額適用・標準負担額減額認定証)」を区役所にもらいに行ったり(これがあると医療費の支払いを「自己負担限度額まで」にすることができる。ざっくり言えば安くなる)、手術後には鼻の中に綿(わた)で作った球状の栓「綿栓」を自分で行うということで、ドラッグストアに医療用の綿(カットメン)を買いに行ったりしました。

手術前夜は21時以降は飲食厳禁のため、21時キッチリまで食べ続けておこうと思っていたら…忙しすぎて最後の食事が17時となってしまいました。23時くらいの時点ですでに空腹です。

お腹をグーグー鳴らしながら眠りました。

DAY 1 手術当日

PCR検査も無事にクリアーしたので、ついに手術です。

この鼻とも今日でお別れ。そういえば、中学生のころに「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」の名前をスラっと読んだら「うわぁ……」という冷たい視線を受けたこともありました。

そんなことはともかく、受付を済ませたら待機室へ移動させられて浴衣のような手術着へお着替えです。ピアスなどの金属類は全部取り、パンツ一丁の上に手術着を着て…ということでした。

……事前に渡された「全身麻酔の案内」に「下着が汚れる場合があるので、念のために替えを用意」と書いてあったのが非常にドキドキさせられました。これは…つまり「漏らす」ということなのかしら…昨日の夜から何も食べてないし、出すものはすでに出ているはずだし、目が覚めたときにどうぞパンツさん、どうぞキレイでいてくださいと祈りつつ…

 

9時。看護師さんに呼ばれてオペ室へ移動します。

横幅の狭いベッドに寝かされて、いろいろな計測機器を取り付けられました。脳波計も付けられたのでヒマ潰しにいろんな妄想をしてみたけれど、波はにあまり変化なし。意識で脳波を変化させるのはなかなか難しいものですね。

点滴を刺され、麻酔科医さんから「じゃ、ぼーっとするのを(点滴で)入れますね」と言われました。

あー、全身麻酔中の意識ってどんな感じなんだろうな、瞑想とも違うだろうし、あー、ちょっとしみる感じがする点滴だな…そういえば子供のころからよく点滴を打って………

スコン!

一気に意識が消えました。いやいや、ぼーっとするというかさっそく麻酔じゃん!

 

「マガリさーん、お尻を少し浮かせられますかー?」

次に気がついたときはオペが終わっていました。どうも、手術用ベッドから「回復室」にある普通のベッドに移動をさせられている様子です。

「あ、はい…」

ほぼ眠っている意識のままベッドに移動。オペを担当いただいたドクターから何か説明を受けますが、ほぼ眠っている意識なのでほぼ覚えておらず。なんとなくですが「終わりました」「キレイになりました」「ポリープも取りました」と言われていたように思います。

 

回復室でそのままぐーすか眠り続けて、12時ごろにぼんやりと意識がもどってきたけれど、乗り物酔いのような感じですごく気分が悪いのです(私は乗り物酔いしやすいです)。

鼻の奥にはガーゼ、鼻の入口には綿栓が詰められているために鼻呼吸は一切できません。点滴もまだ続いており、口で「ふー、はー、ふー、はー」と呼吸を繰り返します。

その後、また眠ってしまったのでしょうか。記憶が曖昧ですが、気がついたら点滴が抜かれていました。

看護師さんが「そろそろお着替えできますか?」と様子を見に来てくれたので、なんとかがんばって着替えたけれど……き、気持ち悪い…。いや、でもこの酔いの症状は改善しないだろうし、がんばって病院を後にすることに。

抗生物質などの薬をたくさん受け取って外に出ました。

 

そ、外めっちゃ暑い!!!!!! 真夏のお昼の太陽が照りつけてきます。それでも「両鼻に血の付いた綿を詰めた兄ちゃん」というのは不審者すぎるので、がんばってマスクを付けて家路につきました。

なお、パンツは無事にキレイでした。

DAY 1.5 手術後の夜

フラフラしながらなんとか帰宅。ハラペコだし、とりあえず何か食べるものを…と、あらかじめ用意しておいたゼリー飲料を飲もうとしたところ…

「う、ぶ、ぶへっ」

そうなのです。試していただくと分かりやすいのですが、ゼリー飲料みたいな「チューチュー系」を鼻呼吸がゼロの状態で飲むのは至難の業でした(窒息しそうになる)。水を飲むのも一苦労です(鼻をつまんで試してみてね!)。

食べやすかったのはコンビニのサンドイッチ。パンにスキマがあるので空気と一緒に食べられるんですよね。これから手術を受ける方、ぜひ「空気と一緒に食べられるもの」を選んでみてください。「チューチュー系」「ずるずる系」ではなく「もぐもぐ系」が一番です。

https://crystal-soundbath.com/wp-content/uploads/magali_icon1.jpg
Magali

よく考えたらお腹を壊してるわけじゃないのでゼリー飲料の必要はなかったですね…

何もやる気がでないし、とりあえず寝るしかないのですが…両鼻が完全に塞がれているために口呼吸しかできず、ノドがカラカラです。少しでも潤いを…と「濡れマスク」を使ってみるも、それはそれで窒息しそうになるので大変でした。

「買っておけばよかった…」と思ったのは酸素スプレー。口でどれだけ呼吸を繰り返しても酸素不足なのです。

いや…これ、めちゃくちゃキツイぞ…。

さらに、鼻の痛みだけでなくノドの痛みも辛かったです。全身麻酔をすると自発的な呼吸も止まるので、酸素を送るための管をノドに入れた状態で手術を行うことになり、どうしてもその管がノドにダメージを与えるそうです。

瞑想の世界では「呼吸は常に私たちとともにある」と言われるけれど、さすがに全身麻酔のときは呼吸もないのか……

鼻は詰まっているしノドは痛いしで、とにかく寝るしかないと寝ました。声はほとんど出せませんでした。

DAY 2 手術の翌日

疲れもあったのか、意外とぐっすり寝ていたようです。

目覚めてはみたけれど、今日も変わらず鼻は100%詰まったまま。喉も痛いです。

サンドイッチを食べ、「うっぷ!」となりながらジュースを飲み、なにもやる気がでないのでAmazon Primeで「ちいかわ」やゾンビ映画などを見て過ごしました。

https://crystal-soundbath.com/wp-content/uploads/magali_icon1.jpg
Magali

少しでも楽しく過ごすために、アタマを使わないヒマ潰しを用意しておきましょう!

鼻から血や黄色い体液が漏れてくるために、綿栓は2時間おきくらいに替える必要があります。病院でもらった分の綿栓はすぐになくなったので、新しい綿栓の自作にも挑戦。

明日(3日目)の朝には病院に行ける…そこで鼻のガーゼを取ってもらうんだ…そうすればきっと…ということだけを夢見て、「あと16時間!」「あっとすっこし!」と、長いカウントダウンをしながら過ごしました。

DAY 3 鼻のガーゼ除去!

待ちに待った月曜日。こんなに月曜が待ち遠しかったのは生まれて初めてかもしれません。

病院へ到着し、診察室へ。

「鼻の中のガーゼを取りますね」

おおおおおおげげげげ…それほど長いものじゃなかったけど、こんなのが鼻に入ってたのか…という感じ。

 

そして、ガーゼを取っただけでは鼻の詰まりは何も解消しておらず、あれ?と思っていたら

「それでは鼻の中をキレイにしますので、少しガマンしてくださいね」

おおおおおおごごごごご…何かの器具を鼻に入れられて何かをされています(吸引?)。新時代の痛みで何をされているのか理解をすることもできず、本当に床をタップしたくなる時間でしたがひたすら耐えました。

「はい!貫通しました!問題ないです!」

え? 貫通? たしかに、ちょっとだけ息が通るような…鼻呼吸ができるような…。

「バイ菌が入らないように、お風呂と寝るとき以外は引き続き綿栓をしてくださいね。あと、鼻うがいもやりましょう」

ちょ、ちょっとだけラクになったかも…。

 

帰宅した後は疲れもあったので仰向けで寝ていると、ノドにそこそこ巨大な「赤くて繊維質のもの」が落ちてきました(3回も)。鼻の奥には「溶けるタンポン」が入れられているとのことだったので、それなのかもしれません。

鼻で少しだけ呼吸ができるようになり、ようやく「どん兵衛をすする」ことができました。

DAY 4 鼻うがいするーり

手術前に比べると4割くらいの酸素が鼻から取り込めるようになりました(つまり、まだ手術前より詰まっています)。

「鼻うがいを積極的にやりましょう!」と言われていたので恐る恐るやってみることに。

 

私も鼻づまり歴が長いので、これまでいろいろな鼻うがい道具を試してきましたが…いま一番のお気に入りは「サイナス・リンス」です。

ボトルに240mlの水を入れたら電子レンジ 500Wで40秒加熱をします。これで(簡易的ではあるけれど)ボトルと水を殺菌できるので、あとは粉を入れて鼻うがいをドボドボドボ……血の混ざった水がドボドボドボ……

あれ? なんだかいままでよりもスムーズに水が流れている気がする!鼻うがいの水がすごくストレートに鼻腔内を流れているように感じるのです。

これが手術の成果か…。もちろん、まだ痛みもあるし鼻は詰まっているけれど、ようやく嬉しく感じることができました。

https://crystal-soundbath.com/wp-content/uploads/magali_icon1.jpg
Magali

痛みや出血はあるけど、少しずつ人間らしく戻れてきた気がします

DAY 5 鼻の穴が痛い

綿栓を付け過ぎていたためか、鼻の穴の周りに鈍痛があります。頬のあたりにも痛みが出てきて咀嚼がツライし、軽い頭痛と倦怠感もあるため、今日もやる気なく過ごすことに。

 

綿栓に血が付くことはほぼなくなりました。ようやく出血が治まったようです。そのかわりに、鼻の中にパリパリとしたカサブタのようなものができるようになりました。

このサカブタがすごく違和感なのです。「鼻水」で鼻が詰まることがなくなったのに、「カサブタ」で鼻が詰まって呼吸が阻害されてしまっています。

指を鼻に突っ込んでホジホジがんばればカサブタを取ることができ、カサブタさえなくなれば呼吸は楽になります。しかし、新しいカサブタはすぐにできてくるし、カサブタを取るときに鼻腔内にキズを作ってしまうと、指から雑菌を放り込んでいる恐れもあります。

「カサブタ取りたい…でも取ったらダメ…」

麻薬中毒患者の禁断症状のように「やりたい!」「やっちゃダメ」の狭間で揺れ動くのでした。

 

そして、便秘気味なことに気がつきました。どれだけ願っても来そうで来ないのです…薬の副作用なのか、食事のせいなのか…。

DAY 6 便秘で七転八倒

今日は本当にキツイ一日でした。手術当日・翌日もかなりキツかったけれど、それに相当するくらいの大変さで七転八倒していました。

それは強烈な便秘。

出そうで出ないのがこんなにキツイとは…。

この強烈な便秘が、処方された薬の副作用なのか、ここ数日の食事のせいなのかは分かりません。でも、これから鼻中隔湾曲症の手術を受けられる方に強くお伝えしたいのは

「鼻が詰まっていると飲みづらいけど、水分は多めに取ろう!」

です。

薬の力でなんとか排便に成功したときは、ひとり便器の上でふーはーと呼吸を繰り返し、「やってやったぞ…ついにやったぞ…」と仇討ち息子の気分でした。

https://crystal-soundbath.com/wp-content/uploads/magali_icon1.jpg
Magali

便秘で目まいがしたり吐き気がしたり意識が朦朧とするなんて知りませんでした。本当にキツかったです…

DAY 7 鼻洗浄ふたたび

今日は再び通院です。

「鼻の中をキレイに洗います。これでかなり楽になりますよ」

洗浄の水がこぼれないように、ケープのようなものを首の周りに装着します。看護師さんも3人がかり。なかなか大事な感じです。

「最初にカサブタ取りますね」

え? あれ? カサブタ取っちゃっていいの? ピンセットだからいいの? この後に洗うからいいの? あれほどまでにガマンしていたカサブタ取りを行ってもらって、ヘンな快感と達成感に包まれていたら…

「それでは少しガマンしてください」

おおおおおおごごごごご…先端から水がプシャーと出る器具を鼻に入れてジャーーと洗われていきます。

自宅でやっている鼻うがいとは桁違いの水量です。血の混じった水がドバドバと出てきます。

「それでは、綿栓はもうしなくて大丈夫なので。お酒も今日からOKです!」

誇らしげに伝えていただけたけど、元からお酒は飲まないんですよね…でも、どんどん日常に戻っているということでしょう。

病院を後にしたら、先ほどの洗浄水の残りなのか、鼻から血の混じった水が(綿栓を乗り越えて)ポトポト落ちてきました。予備の綿栓を持ってきていてよかった…。

DAY 8 レバー放出?

手術から一週間が経過しました。呼吸はかなり快適になってきたけれど、手術前よりも快適とは言えず、あくまで「手術後のツライ時期に比べたら快適」というもの。

そして、日々続けてきた鼻うがいの内容(?)が変化してきました。

これまでは鼻うがいをしたり、鼻うがい後に鼻をかんだりしても薄く血の混ざった水がサラサラーっと出てくるだけでしたが、最近は赤いスライムのような(スライムベスより赤い)、レバーのような、イカのキモのような、なんとも言えないけどグロいものがドン!っと出てくるようになったのです。排水口に留まるくらいの粘度を持っています。

調べてみると、鼻の中で血が固まるとそのような形状になるとのこと。

これが放出されると呼吸はかなり快適になるけれど、いかんせん見た目がグロイのでメンタルは凹みます。

鼻中隔湾曲症手術のデメリットは「術後の経過が美しくない」ですね…。見目麗しい女性であっても、ぷしゃーっと鼻から水を出し血の塊を放出し、ぶひひひと苦しめられるわけです。

DAY 9 カサブタ、つらい

あいかわらずカサブタがすぐできます。鼻うがいをやると幾分はラクになるけれど、しばらくしたらまたカサブタがモゴモゴと鼻の中で違和感を。

心身ともにヘトヘトだったので、気分転換のためにスーパー銭湯へ。

スチームサウナの水蒸気で鼻のカサブタをふやかしてみました。よもぎのスチームなので殺菌作用も期待できるかも。

ひさしぶりにスッキリできた時間でした。

DAY 10 鼻の奥の鼻水

10日が経過しました。早かったような、長かったような10日でした。

私はいま完全に自営業(ひとりの会社)なのでムリヤリに融通を付けて、ほとんど仕事をしない・誰とも会わなずに過ごした日々でした。

ふつうに働いている人や、誰かと会わないとダメな環境の人にはなかなかツライかもしれません…。会社のトイレで鼻うがいは、なかなかハードルが高いですよね…。

 

一日ごとの体調の変化が大きくてビックリしています。鼻うがいをすると、粘度の高い鼻水がズバっと出て楽になります。いつかこの鼻水も治まってくれるんだろうな…。

手術後、鼻のまわりがガサガサ・ブツブツしていたけれど「酵素洗顔」をやったらスッキリしました。

DAY 11 発熱が始まる

左の鼻は小さな出血も収まり、完成に近づいてきているように思えます。ランチは久しぶりにちょっと遠くのラーメン屋さんまで行けました。

しかし、ここでまた困ったことが。

夕方から急に37度を超える発熱が始まったのです。

右の頬のあたりにも痛みが出てきて、これはいかにもバイ菌に感染している状態なのでは…手術の日に処方してもらった「痛みや熱があるときに飲んでね」のアセトアミノフェンを飲んで早めの就寝。

DAY 12 発熱2日目

起きてはみたけれど、まだ発熱が続いています。

咳やくしゃみはでないので風邪ではなさそう。

アセトアミノフェンが効いている間だけはマシですが、抜けてきたらまた発熱。

そんなことはないよなーと思いつつ、万が一のためにCOVID-19の抗原検査キットをドラッグストアに買いに行くも「薬剤師が不在なので…」ということで購入できず。みたらし団子だけ買って帰ることに。

DAY 13 NEGATIVE

アサイチで抗原検査キットを購入。ひとつ2,000円近くするので失敗は許されません。丁寧に検査をしたところ…無事に陰性でした。

いや、はい。

発熱の原因は分かっているんです。ハナホジのせいです。

鼻の中にすぐカサブタができてしまい、それがすごくむず痒いんです。上手にカサブタを取ることができれば、素晴らしき新世界に行くことができます。でも、その快楽は一瞬。すぐに新しいカサブタができてしまいます。

「不衛生な手でハナホジをするからダメなのだ」

自分に強く言い聞かせ、鼻がむず痒いときは濡らした綿棒でコチョコチョやって意識を落ち着け(指入れはしない!)、さらに濡らした綿球を鼻に詰めて過ごすことに。

早く楽になりたい…。

DAY 14 ほぼ完成…?

熱が下がったように感じます。そして、左の鼻は(まだ若干の閉塞感はあるけれど)ほぼ完成に近づいてきたようなのです。

鼻うがいをやってもほぼ何も出てきません。いままでなら黄色い鼻水や血の混ざった何かが鼻うがいとともに放出されていたのに、ほぼ水だけとなってきました。

息を吸い込むと鼻の奥にダイレクトに空気が当たる感覚があり、その空気も山で深呼吸をしているようなすがすがしいもの(実際は東京ですが…)。

まだカサブタ的なもので若干の閉塞感はあるけれど、それでもこの空気量。もし、カサブタ期がすべて終わって閉塞感がゼロになったら…。

呼吸すごい。

本当に一日ごとに変化しますね!

DAY 15 あの人も

タレントの有吉弘行さんが鼻中隔湾曲症の手術を受けられたというニュースが流れてきました。

ちょうどいまが一番ツライ時期でしょうか…。

とにかく時間が過ぎることだけを願いましょう!時間が過ぎれば治ってきます…。

私は来週末に「鼻の中にあるシリコンプレートを除去する」という、最後の大仕事が待っています。

そう、削り取った軟骨部分を固定するギプスのような役目のために、鼻の中にシリコンプレートを入れているのです。ただ、このシリコンプレートは身体に馴染み過ぎているのか、どこにどう入っているのかさっぱり分かりません。抜け落ちてはないと思うのだけど…

最後も痛くないことを願います…。

鼻中隔湾曲症手術 すべきか

「鼻中隔湾曲症の手術はすべきか?」と訊かれたら…非常に回答に悩みます。

私個人には絶大な効果をもたらしてくれました。

しかし、回復までには非常に長い時間がかかります。最低でも一週間はヘトヘト、二週間経ってようやく復活という感じです。そして、鼻から血のカタマリを出してみたり、便秘になってみたり、その経過は決して美しいものではありません。オフィスで便秘も大変だし、できれば人とは会わずに過ごしたいです。

でも、「誰とも会わないでよい、二週間の休みが作れる人」というのはなかなかレアなのではないでしょうか。

私はひとりで会社をやっており、かなり融通が利くライフスタイルです(もちろん、働かないと無給ですが)。手術を受けてから3週間くらいは誰とも会わずに仕事をセーブして過ごすスケジュールにしていました。

子育て中の方とか一般企業の方だと難しいですよね…。

鼻中隔湾曲症 手術 費用

今回の手術、事前検査や処方箋のお薬代なども合わせてざっくり「総額10万円」というところでした(限度額適用認定証(限度額適用・標準負担額減額認定証)を利用)。

私は「日帰り手術」でしたが、入院を伴う場合はもっと高額になると思いますし、日帰り手術であっても遠方の場合はホテル宿泊やタクシー送迎を検討されるのがよいと思います。

鼻中隔湾曲症 見た目変わる?

内側の軟骨を削るだけなので、よくも悪くも見た目に変化はありません。私は術後の腫れもほぼなかったので、鼻に綿栓を入れている以外はごく普通の見た目だったと思います。

ただ、しばらくは鼻に触れると痛い=顔を洗いづらいということもあるので、女性の方はメイクが大変かもしれません。日出郎さんみたいに鼻にラインを入れるメイクはガマンが必要かもです。

PAGE TOP