「ホームエステ」という名前で、自分の自宅にお客さんを招いてエステやマッサージを行うサービスがあるようです(私は男性なのであまり分かりませんが・・・)。
たしかに、リラックスが目的のエステやマッサージであれば国家資格なども必要ないし、できる人が・求める人に気軽に行ってあげるというのは素敵な話だと思います。子供を学校に送った後の空き時間などを利用すれば、フルタイムで働くのが困難なときでもやりやすそうです。
クリスタルボウル サウンド・バスも同じように自宅で行えると思います。
ボウルの音というのは壁で「反射」するので、窓をキチンと閉めていれば集合住宅であっても(よほど壁が薄くなければ)騒音問題になることはないと思います。少なくとも、私は騒音クレームをもらったことはありません。
エステやマッサージと違って、相手の体に触れることがないので手指を痛める恐れがなく、複数の人を同時に相手できるのもクリスタルボウル サウンド・バスのメリットです。
もちろん、クリスタルボウルは叩いているだけで癒されるという単純なものではなく、繊細に扱わないと相手の精神へダメージを与えてしまう恐れもあります。そこは私ももっともっと勉強して、たくさんの人と情報共有していきたいです。
演奏についてひとつだけ書いておきます。
私はクリスタルボウル演奏のYouTube動画を見ることも多いのですが、たまーに気になるのは「振動を止める演奏」をしている人。
マレットを持って、コンっと叩いたらすぐにグリグリっと回したらすぐに手を離して別のボウルをコンっと叩いてグリグリっと回したらすぐに手を離して別のボウルを・・・
明らかに、音が伸びていないし、演奏がせわしないのです。
ボウルの音の波をもっと意識して、「コーン」っと叩いた音の倍音が伸びてきて消えゆくところでやさしくマレットを当ててそっと回転させれば、音を持続させられます。マレットを回転させるときにも、「ぱっ」と手を離していたら音は持続しません。長い音を出したいときなど、私は数分に渡ってごくごく弱い力でマレットを回し続けることもあります。
一音一音、もっと大切に演奏することを意識してみましょう。
その音をどうしていま鳴らしているのか?その音によってお客さんたちはどんな体験をしているのか?
なんだか、演奏している姿がぜんぜん楽しそうじゃない人もいるので、うーんと思ってしまいます。
クリスタルボウル サウンド・バスにはたくさんの可能性があります。ゆっくりと追求して、皆さんで素敵な未来を模索してみましょう。
※集合住宅の場合は「ホームエステ」のような、不特定多数の人が訪れることを禁止していることがあります。