2015年1月18日に開催した「暗やみの音」。スタジオ運営会社のBF.RECさんのところにインターンへ来ていたスタッフから、レポートを頂戴しました。ありがとうございます!
インターン生による「暗やみの音」レポート
だんだん暗くなってくると、こわい、という気持ちが湧いてきました。
どこにいるかわからなくなる恐怖。何もできなくなる恐怖。
無防備になる恐怖。
今ある世界がどんどん狭くなって、消えてしまうのではという考えが頭をよぎって、ピリッと緊張が走りました。
そしてついに真っ暗。世界がゼロになる。
すると、音が遠くの方で聴こえて、また別の世界に来たような感覚になりました。
その音の中で、私はいろんな記憶を旅しました。
昔、幼かった頃のこと。
大学生の時に考えていたこと。
今までの恋愛のこと、部活のこと、アルバイトのこと。
考える、というよりは、しまってあった思い出を、引き出しを開けて次々と取り出している感じ。
そういえば、こんなことあったなぁ。あんなことあったなぁと。
そうしているうちに、寒くなって何度か現実世界に戻ったり。笑
でもまた身体が温かくなっていくのを感じたりして。
そういうサイクルを繰り返しました。
そうしているうちに演奏が消えて、演奏者のマガリさんの声が聞こえ、第一部が終わりだと伝えられました。
だんだん部屋が明るくなっていく。
少しの光でも眩しい!と感じました。
ひとりの世界からの脱出。
まわりが見えるようになると、
オーナーのたむらさんはこの暗い時間の間どこにいたのだろう?
ずっと座っていたのかな、なんて急に現実的な考えが浮かんだりして。(笑)
すっきり、というよりは、映画を観ていたような疲労感、という感じ。
それなりに時間を過ごしたなーという感じでした。
2回目の瞑想タイムは、なんだか少し明るいこともあって全く集中できず。
色んなことを頭を使って考えてしまいました。
自分を取り巻く世界が少し変わるだけで、こんなにも精神状態が変化する。
「適した環境を用意する」ということはとても重要なんだなと思いました。
瞑想というのは何かしらの集中状態なのか?
坐禅を組むときの、気の持ち方、意識の在り方に似ているなと感じました。
久しぶりに自分の心のために時間を使ったなぁという感じ。
とても充実して、その日はぐっすり寝れました。