クリスタルボウルと同じく水晶から作られた楽器「Quartzophone(クォーツフォン)」。
ライアーの形をした「Quartzophone L1(旧名称:クリスタルライアー)」と、ハープの形をした「Quartzophone H2(旧名称:クリスタルハープ)」のふたつの形状があり、どちらもとても美しい音色を奏でます。
「Quartzophoneとクリスタルボウルを合わせて鳴らしてみたいので、ポイントを教えて欲しい」というお問い合わせをいただきましたので、ブログでもご紹介します。
※ひとりでQuartzophoneもクリスタルボウルも両方を鳴らすのは大変だと思うので、ふたりで合奏するときのお話としてお読みください
Quartzophoneと音程を合わせよう
Quartzophoneは「432Hz」でチューニングされたものと、「442Hz」でチューニングされたものの2種類があります。
クリスタルボウルは基本的に「440Hz」でチューニングされており、微妙なズレは「ピッチの数字」として表記されるので…
432HzのQuartzophoneと合わせるなら、クリスタルボウルのピッチは「-20」から「-40」の範囲のもの。「-30」なら432Hzとほぼピッタリです。
442HzのQuartzophoneと合わせるなら、クリスタルボウルのピッチは「+-0」から「+20」の範囲のもの。「+10」なら442Hzとほぼピッタリです。
たとえば、432HzのQuartzophoneなのにクリスタルボウルが「+35」とかだと、和音が少し濁って聞こえてしまうかもしれません。ピッチの数字を意識しましょう
Quartzophoneと音階を合わせよう
Quartzophoneは「C」から「HIGH-C」まで、「ドレミファソラシド」の8つの音階を持っています。半音(#)の音や低い音はありません。
クリスタルボウルと合わせるなら、ボウル側も同じように半音(#)の音は避けた方がよいです。
また、Quartzophoneとクリスタルボウルがまったく同じ音階だと音がぶつかり合うし、そもそもボウルを取り入れる必要性がなくなるので…
クリスタルボウルは「LOW-」のついた低い音階にしてみると面白いと思います。
たとえば、クリスタルボウルを「LOW-F(低いファ)」や「LOW-G(低いソ)」で選び、Quartzophoneでは鳴らすことができない低音部分をボウルがずっと長く鳴らし続け、キラキラとした高い部分はQuartzophoneが担う、という役割分担ですね。
特に、「LOW-C(低いド)」のような極低音のボウルであれば「音階」としての認識が弱くなり、ただ「ぶいーーん…」という温かい振動を伝える存在になるので、Quartzophoneを自由に演奏していても違和感が少なくなると思います。
音の可能性を楽しみましょう
私もQuartzophoneの音色が大好きです。音の可能性を楽しみましょう!