クリスタルボウルの音をキレイに録音したい!というときにオススメの録音機材(レコーダー)と気をつけたいポイントをご紹介します。
オススメの機材
レコーダーって安いものから超高級なものまで幅広くあって難しいですよね。
というわけで、細かい理由は省略して「安いけどオススメ」と「高いけどオススメ」の2つをご紹介します。
安いけどオススメなのは「ZOOM H1n」です。本当にコレで十分です。
※ちなみにクリスタルボウル サウンド・バスSHOPの試聴用音源は「ZOOM H1n」の上位機種である「ZOOM H2n」ですべて録音しています
高いけどオススメは「TASCAM Portacapture X8」です。32bit float録音という概念に対応した最新機種。
簡単な操作で超高音質な録音ができます。
※数値的な話で言うと、どちらの機種もCDより高音質な録音が可能です
録音する際のポイント
録音する際のポイントは3つです。
- 録音する環境(部屋)は徹底的に静かにする
- クリスタルボウルとレコーダーの距離を意識する
- 録音レベル(マイクレベル)を調整する
- イヤフォンやヘッドフォンで確認する
ひとつずつ解説しますね。
録音する環境を静かに
レコーディングスタジオのような場所ではなく、一般的な室内で録音する際は、「ノイズ」となる要因を徹底的に排除しておきましょう。
- エアコンや送風機を消す
- 冷蔵庫のコンセントを抜く
- カチコチなる掛け時計は止める
- 窓を閉め、24時間換気の吸気口も閉じる
- 万が一に備えてインターフォンもOFFに
耳を澄ましたときに、しっかりシーンとなっていればOKです。近隣からの騒音がある場合は録音の時間を検討してみましょう。
ボウルとマイクの距離
誰かと会話をするとき、その相手がすごく遠くにいたら声を聞き取りにくいですよね。反対に、すぐ近くにいたなら雑踏の中であっても声が聞こえるはず。
クリスタルボウルを録音する際も同様に、レコーダーをできるだけボウルの近くに置くようにします。
ただし、ひとつのボウルにマイクをピタっと寄せてしまうとそのボウルの音だけが極端に大きく録音されてしまうので・・・マイクの適切な録音範囲(角度)に収まる範囲を意識しながらボウルを並べるようにします。
※マイクの適切な録音範囲(角度)は説明書等に記載されています。ZOOM H1nは90度、TASCAM Portacapture X8は90度と120度を切り替えて録音できます
たとえば、ZOOM H1nであればマイクのあるあたりから約90度の範囲を想像して、その範囲内にすべてのボウルが収まりつつ、なるべく近くなるようにします。
マイクの真横とか真後ろにボウルがあってもキレイには録音されません。ふだんの演奏時とはボウルの並べ方を変えることも検討してみましょう。
録音レベルの調整
レコーダーは「録音レベル」や「マイクレベル」という数値を調整することができます。
これは「どのくらい耳を澄まして、聞き耳を立てるか」というようなもの。
たとえば、相手の声がとても小さかったら、しっかり耳を澄ましてないと会話が聞き取れないですよね。でも、地声がやたらと大きな人に対して同じように耳を澄ましたらうるさくて大変なはず。耳がキーン!となってしまいます。
ZOOM H1nを録音状態にすると、液晶画面に横長なバーのようなものが表示され、マイクに届いてくる音量によってバーが小さく伸びたり、右端まで到達したりします。
録音レベルを大きくすると(=耳を澄ませば)、小さな音でもバーは右側の方まで伸びてきます(大きめな音で録音されています)。
録音レベルを小さくすると(=耳を閉じれば)、大きな音でもバーは右側の方まで伸びてきません(小さな音でしか録音されません)。
実際の演奏を始める前に、いろいろなクリスタルボウルを適当にならして、録音レベルのメーターが「-12db」から「-6」の範囲に収まるくらいに録音レベルを調整をしましょう。「-6」よりも右側の方へずっとバーが伸び続けているようであれば、録音されている音が大きすぎる(いわゆる音割れ状態)となり、「-18」より左側あたりでずっとバーがとどまっているようであれば、録音されている音が小さすぎる状態です。
録音レベルの調整は本当に奥が深く、トライ&エラーが必要な要素です。何度も録音を試して、「これならいいかも!?」というセッティングが見つけられたら、そのときの状態を写真に撮ったりして保存しておきましょう。
「TASCAM Portacapture X8」は最新のテクノロジーのおかげで録音レベルの調整が一切不要となっています。ボタンを押すだけで何の調整もせずともキレイに録音できるのです。そういった点からは、逆に初心者さん向けの機材と言えるかも。
私も欲しいんですよねコレ・・・サンタさん来ないかな・・・。
イヤフォンやヘッドフォンで確認する
部屋を静かにしてボウルとマイクを並べて録音が終わったら・・・録音内容の確認は必ずイヤフォンやヘッドフォンを使って聞くようにしましょう。
レコーダー本体にも小さなスピーカーが付いていることが多いけど、それはあくまで簡易的なチェック用です。音質はまったくよくありません。
録音が終わったら
録音したデータはデジカメの写真と同じように、レコーダー内の「メモリーカード」に保存されています。
これをYouTubeやInstagramで公開したい!というときには、またちょっと別の知識と操作が必要になり・・・パソコンを使うのか、スマホを使うのかでも変わってくるため・・・ブログで紹介するには少し困難(いろいろなパターンがありすぎる)になります。
studio PLAYAで行っている「オーダーメイドレッスン」では録音や配信についての相談も承っているので、もっと教えて欲しい!というときにはオーダーメイドレッスンもご検討いただければ幸いです。
また、今回ご紹介したのは「レコーダー本体に録音する」方法です。
演奏を生配信したいときの方法はこちらのブログをご覧くださいませ。
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音の世界を楽しんでいきましょう!