クリスタルボウルのスクールやアカデミー、レッスンを選ぶときの注意点3つ

水晶から作られたヒーリング楽器「クリスタルボウル」の演奏に興味をお持ちの方、習ってみたいという方に向けたブログです。

いま、インターネットで検索するとさまざまな「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」というような講座・レッスンが見つかります。私自身も「クリスタルボウル サウンド・バス レッスン」というレッスンを実施しています。

さまざまな講座・レッスンがある中から、「クリスタルボウルのスクールやアカデミー、レッスンを選ぶときの注意点3つ」をご紹介します。

クリスタルボウルの演奏に資格はありません

最初にお伝えしたいのは、クリスタルボウルを演奏するのに「資格」は必要ないということ。「習わないと演奏できない」、「習わないと演奏をしたらダメ」というものではなく、誰でも自由に演奏をすることができます。私自身も誰かに直接習ったことはなく、世界中の奏者さんと情報共有をしながら演奏方法を身につけていきました。

クリスタルボウルの演奏方法は「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」というようなところで特別に習わなくとも、YouTubeや書籍からの情報でも身につけられるものです。

でも、習った方が学びが早くなる部分もあります。では、どのように「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」を選べばよいのでしょうか?

1. 講師の演奏は自分の好みですか?

クリスタルボウルを演奏する

「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」を選ぶときの注意点ひとつめは、レッスンを担当している講師のクリスタルボウル演奏が自分の好みに合うかどうか?です。

楽器としてのクリスタルボウルは1980年代に誕生しました。まだ数十年の歴史しかないため、奏者によって使っているボウルの種類や演奏の方法が大きく異なります。同じ「ギター」を使って、フォークもあればロックもあるみたいな感じですね。細かくジャンル分けできていないのです。

講師やレッスン受講生がどういった演奏を行なっているのかについて、YouTube動画や演奏イベント、SNSで必ず確認しておきましょう。そうでないと、フォークを習いたかったのにロックを教えられてしまうかもしれません。「講師の演奏を聴いておく」のは大切です。私のYouTubeチャンネルはこちらです

2. 体験のコンセプトや雰囲気は自分の好みですか?

ナーダブラーマ瞑想 イメージ

「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」を選ぶときの注意点ふたつめは、そのレッスンで学べる体験のコンセプトや雰囲気が自分の好みに合うかどうか?です。

ひとつめの「演奏が好みに合うかどうか」というのは「演奏内容(音の響き)」です。ふたつめのこちらは、その演奏を通じて作り上げる体験やスクールの雰囲気となります。

私は「サウンド・バス」という演奏スタイルで、さまざまな体験は音を聴いている人の内側から導き出されてくるというのを大切にしています。奏者やクリスタルボウルは体験のキッカケにすぎないので、演奏時は(主役ではなく裏方であるという意味から)黒い服を着て、自分からさまざまな主張を出すことはありません。

でも、別の奏者さんだと「女神である私があなたを救います!」というような主旨でドレスを着て演奏をされていたり、スピリチュアルなエネルギー調整を大切にしているところもあります。

また、私のレッスンはファーストステップレッスン以外はすべてマンツーマンレッスンとしていますが、ほかのスクールさんだと「皆さん一緒に練習する」ことを大切にしていたり、卒業生の発表会のような場を設けておられるところもあります。

どのようなものであれ、「正しい・間違っている」というように二分割できるものではありません。それぞれのスクール・レッスン・アカデミーの方針・好みです。

自分の好みに合うか、ホームページやSNS、過去のクチコミで必ず確認しておきましょう。私のイベント予定とクチコミはこちらから

3. 本当にそこで習う必要はありますか?

「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」を選ぶときの注意点みっつめは、本当にそこで習う必要があるのかどうかの再検討です。

「クリスタルボウル奏者」や「クリスタルボウル講師」は誰でも名乗ることができる肩書きです。演奏経験がゼロでも「全日本クリスタルボウルスペシャルアカデミーインターナショナルスクール」を名乗れますし、「弥勒菩薩よりも早めに到着したカリスマヒーラー」と名乗るのも自由です。

歴史の浅いクリスタルボウルの世界において「古典」や「原典」のような書物、「伝統的な技法」といったものはありません。何かを受け継ぎながら・守りながら活動をするのではなく、毎日の演奏活動の中で新しい発見が行われています。

演奏活動とレッスン活動を比べて、レッスン活動の方が多い奏者(演奏活動をあまりやっていない奏者)から学ぶのは慎重であるべきです。レストランで働いたことがない人から料理を学ぶのと同じで、実践的な学びが少ないかもしれません。音楽の世界には「演奏活動では生活できないからレッスンをやっている」という人も多くいます。

近くに習うアテが少なかったとしても、自主練で演奏できるようにもなりますし、オンラインレッスンという選択肢もあります。

クリスタルボウル 認定証・認定奏者制度について

繰り返しとなりますが、クリスタルボウルを演奏するのに「資格」はありません。誰でも自由に演奏をすることができます。

とはいえ、いくつかの「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」は「クリスタルボウル奏者の認定証」や「認定奏者」というものを作っています。これはそこ独自の制度であり、ヨガの世界における「RYT」のように広く支持されているわけではなく、就職や活動が有利になる保証もありません(そもそもクリスタルボウル奏者の求人はまずありません。活動は自主企画・自主開催が基本です)。

誰かから認めてもらえば演奏活動が行いやすくなるという気持ちも理解できますが、私としてはその「誰か」は「演奏を聴いてくれる人」であるべきだと考えています。偉そうな人ではなく、ね。

スクールやアカデミー、レッスンを選ぶときのまとめ

「クリスタルボウル スクール」や「クリスタルボウル レッスン」、「クリスタルボウル アカデミー」を見つけるための注意点3つのまとめです。

  1. 演奏内容が自分の好みに合うのか事前に聴いて確認しましょう
  2. 体験のコンセプトやレッスンの雰囲気が好みに合うかHPやブログ、クチコミで確認しましょう
  3. 本当に習う必要があるのか再検討しましょう

また、奏者(講師)へいろいろと質問をしてみるのも手っ取り早いです。演奏イベントのときでもよいですし、メール等でもよいでしょう。

その質問に対して、きちんと分かりやすい言葉で説明をしてくれるなら合っていると思います。

もし、説明の言葉が分かりにくい(理解し難い)なら、合っていないのかもしれません。

クリスタルボウルの歴史はまだ始まったばかりです。皆さん一緒に、この世界を楽しんでいけますように。

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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