1点しかないのが運であり、1点あるのが運

今週の金曜日に発売される、高橋ひでつうさんの書籍「人生に主導権を取り戻す90分の授業」の中に、こんな言葉が紹介されています。

「作る・広める・売る」がそれぞれ33点ずつ、残りの1点は運。

現代のクリエイティブ(製品)やイベント、そして「人と人とのつながり」は、このバランスです。

いくら製品が優れていても(人間的にすごい人でも)、宣伝がないと売れない(知られていないと好かれない)。

製品がダメダメでも(人間性に疑問がある人でも)、広めることや口が達者な人なら売れてしまう。

分かりやすい例だと、最近解散騒ぎのあったSMAPは「作る・広める・売る」が満点(33点)ずつなんだと思います。ちゃんと実力があって、みんなに知られているので、好かれている。

そして、それぞれの要素はどれだけがんばっても33点以上にならないので、ほかの要素へ力を入れるべき。

1年半くらい前の私はまさにこのドツボにはまっていました。「作る」ことばかり夢中になっていて、広めることに力を入れていなかった。「いいものならそのうち広まるでしょ」とノンキに構えていたけど、そうではなかった。

いまは、まだまだすべてが33点の満点にはなっていないけど、バランスよくがんばるようにしています。

そして、残りの1点は運。運はわずか1点だけ。だけど、1点あるのも運。

「運も実力のうち」という言葉は苦手です。運は運です。なにかをやって運気が向上するようなことは絶対にないです。コインの裏表はいつも同じ確率。神様はそこまで残酷に私たちを設計していません。

運は変わらないけど、クリスタルボウル サウンド・バスのような静かな時間を過ごすことで、見逃していた可能性に気づくことはたくさんあると思います。

宝くじが当たる確率は変わらないけど、宝くじを買ってみようと思うようになるかもしれない。

素敵な出会いがいきなり増えることはないけれど、それに気づくことは増えるかもしれない。

そんなことを考えながら、毎日過ごしています。

今週は7日間のうち4日間クリスタルボウルを演奏するということで、ナイツは年間の営業本数が90本らしいので、えーと、ナイツくらいになってきたのかな、と・・・。

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