クリスタルボウルを演奏する前に、マレットの劣化をチェック!

クリスタルボウルの演奏には「マレット」と呼ばれる、専用のバチを使います。素手では音は出せません。マレットは奏者とボウルをつなぐ、唯一の接点です。

ここでひとつ問題です。

下記の画像のマレット、同じ物に見えますでしょうか・・・?

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別の角度からの画像も。

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4本あるうちの、右側2本はちょっとグレーがかった色になっています。

でもこれ、元々は同じマレットなのです。右側2本のは、半年くらい(演奏回数だと100回くらい)使った状態です。

マレットはゴムの棒にザラザラとしたスウェードが巻き付けられています。しかし、たくさん使っていると表面が摩耗してツルツルになってしまい、ボウルをどれだけこすっても音を出しづらくなってしまいます(叩く演奏であれば変化はありません)。

新品と見比べたり、触り比べたりするとその差は歴然。

マレットは消耗品です。たまに見返して、もしスウェードがツルツルになっていたら新しいものと交換しましょう。びっくりするほど音が復活しますよ。

 

そして、クラシックフロステッドボウルの時代によく使われていた、ゴムのアタマが付いたゴムマレットを手に入れました。

ウルトラライトボウル/クリアーライトボウルにはスウェードマレットが最適ですが、ゴムマレットを使うと少しニュアンスの違う演奏ができます。スウェードマレットでこすっても音が出づらいボウルでも、ゴムマレットだとキレイに長い音を出すことができる場合もあります(叩く演奏には完全に不向きです)。

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ただ、こちらのゴムマレットはゴムの「バリ」があって、そのデコボコとした部分がボウルに引っかかってしまい、ちょっと演奏しづらかったので・・・

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目の細かい紙やすりを使って・・・

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バリをキレイに取り除いて、表面を滑らかにしました。

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ボウルへの引っかかりもなくなり、快適に演奏できるようになりました!

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繰り返しになりますが、マレットは奏者とボウルをつなぐ唯一の接点です。マレットを忘れると演奏できませんし、マレットのクオリティ、種類によって音が大きく変わります。

私も理想のマレットを探して、いろいろなものを試しています。こんなのを買ったこともありました↓

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↑こする演奏だと、そこそこ使えました。

クリスタルボウルはまだ産まれたばかりの楽器です。たくさんのアイデアを出し合って、皆さんで楽しんでいきましょう!

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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