お悩み別・クリスタルボウル用マレットの選び方

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クリスタルボウルは「マレット」という、専用のバチを使って演奏します。マレットは奏者とボウルの唯一の接点。とても重要なものです。マレットの選び方で、奏でられる音は大きく変わります。

クリスタルボウル演奏にまつわるさまざまなお悩みを、マレットを変えることで解決する方法をご紹介します。

お悩み:ボウルを演奏していると、マレットがすり減ってしまう!

クラシックフロステッドボウルという、巨大で重たいボウルは表面が砂地のようにザラザラとしたものが多いです。表面ザラザラタイプのボウルをチクワ型のスウェードマレットでこすっていると、あっという間にマレット(スウェード)がすり減ってしまいます。「ボウルを鳴らしていると粉のようなものが落ちてくる」というのも、マレットがすり減っている証拠です(ボウルはすり減りません)。

すり減ったマレットでは音が鳴らせません。マレットのすり減りが気になるときは、ゴムのヘッドが付いた「ゴムマレット」を使ってみましょう。

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ゴムマレットならすり減りません。ただし、「叩く」演奏や「こすり続ける」演奏は難しくなります。

お悩み:ボウルをいくらこすっても、音が立ち上がってこない!

表面がザラザラとしたクラシックフロステッドボウルとは反対に、ツルツルすぎるボウルだと、マレットがボウルの表面を滑ってしまって音が立ち上がってこないことがあります。

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スウェードマレットよりも密度と重量のある「ウッドマレット」を使ってみましょう。ウッドマレットは上手に使えば、叩く演奏とこする演奏の両方で活躍できます。

ゴムマレットを使っても音の立ち上がりは改善できますが、細かな音量の調整が難しく、大音量で鳴らされる恐れがあります。ヒーリングに音量は関係ありません。小さな音ほど耳を澄ましてもらえるものなので、音量にはしっかり注意しましょう。

お悩み:叩いたときの音が固い!

ボウルを叩いたときに「カツーン!」という固い音が鳴るのは、叩き方が正しくないのが一番の原因です。当てる位置はマレットの下から3cmくらい上がった箇所(先端では叩きません)、マレットは「握る」のではなく「つまむ」ことを意識して、優しく当ててみましょう。

それ以外にも、演奏に使用しているマレットが重すぎる場合も固い音で鳴りがちです。個人的には、クリスタルトーンズ社が標準で付けているマレット(マレットにCrystal Tonesの刻印入りのもの)は太すぎ・重すぎなように感じます。

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まとめ

マレットは奏者とボウルの唯一の接点。とても重要なものです。マレットが変わると、出てくる音も、演奏方法も変わります。自分が持っているボウル、自分の演奏スタイルに合ったマレットを探してみましょう。

紹介したマレットはこちらのオンラインショップでも販売しています。また、私が行うクリスタルボウル サウンド・バスイベントへご自分のボウルを持参いただければ、その場でマレットを試すことも可能です(ボウルを持参される場合は事前にご連絡ください)。

私は上記で販売しているスウェードマレットが一番お気に入りです。クリスタルトーンズ社のものより軽量なので優しい演奏を行いやすく、スウェードの巻き方も上品なので、主張がなく美しいです。スウェードマレットは消耗品ですし、入手できなくなったときの保険も兼ねて、常に予備を手元に置くようにしています。

クリスタルボウル サウンド・バスを楽しんでいきましょう!

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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