クリスタルボウルも、もっとジャンル分けしていきましょうの話

ヨガ界隈の方と関わらせていただいていると・・・「○○ヨガ」とか「ヨガ○○」みたいな名前で、本当にたくさんのジャンル・アプローチ・流派があるんだなーと感じさせられます。

同じ「ヨガ」でも、アシュタンガヨガとリストラティブヨガはまるっきり違います。ホットヨガは暑し、SUPヨガは水の上だし、エアリアルヨガなんて空中です。知っている人からすれば笑い話かもしれませんが、知らない人からすれば「私が思ってたヨガと違う!」と驚いてしまいそうです。

ヨガの長い歴史に比べて、クリスタルボウルはこの世に誕生してから30年くらいしか経っていないので、まったくと言ってよいほどジャンル分けされていません。

たとえば、「クリスタルボウル サウンド・バス」というイベント名を使っている人は大勢いますが、それぞれの演奏スタイルは大きく違います。「クリスタルボウルの演奏会です」だと、もはや中身がまったく想像できません。

きちんとジャンル分けして独自の演奏方法を確立しているのは「クリスタルレゾナンスアカデミー」の「CRA奏法」くらいでしょうか。

私も、もっと明確に自分の演奏を特徴付けてジャンル分けしたいと考えています。

もちろんそれは「何が正しくて・何が間違っている」という区別のためではなく、聴者(お客さん)が選択するときに分かりやすくありたいからです。

ジャンル分けできていないと、「奏者」で区別して選ばれてしまう恐れがあります。

同じ「クリスタルボウル サウンド・バス」のイベントでも、○○さんの音が一番好みだワーという感じですね。

私は、奏者で選ばれる状況は好ましいとは思えません。だって拡がらないもん。「私が第一人者です!」とか「私がパイオニアです!」という個人レベルの主張ではなく、より広い視野と未来を想像すべきでしょう。

自分自信の価値観で作った音によって、誰かを癒すことができる。お金と時間を使ってまで聞きに来てくれる人がいる。それはとても誇らしいことだと思います。また、クリスタルボウル サウンド・バスを体験した人は、自分自身の中にある安らぎや、純粋な感覚を再確認できる。それもとても誇らしいことだと思います。人間性の回復と言えるものです。

さて、皆さんでいろいろやってみましょう。

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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