クリスタルボウル奏者になりたいときは、ほかの奏者の演奏も聴くべきですか?について

本日は「クリスタルボウル サウンド・バススクール」として、クリスタルボウルのアレコレをレクチャーしていました。完全マンツーマンのため、スクール中はいろいろな質問を気軽にしていただけるようになっており・・・

「クリスタルボウル奏者になるなら、ほかの奏者の演奏もたくさん聴くべきですか?」という質問をいただいたので、ブログでも書いてみます。

ほかの奏者の演奏を聴くことについて

まず大前提として、クリスタルボウルはとても歴史の浅い楽器です。そのため、たくさんの奏者がそれぞれの解釈に基づいて、独自の演奏や説明、スクールを行っています。

クラシックフロステッドボウルをガンガン叩く演奏をされる方もおられれば、クリアーライトボウルやアルケミーボウルを細かく鳴らす方もおられます。ボウルの数は7つないとダメ!という方もおられれば、1つでもいいよという方もおられます。ボウルをこするときは2回転以下じゃないとダメとか、左回りにしないとダメという主張を聞いたこともあります(私はどちらもやってません)。

まぁ、ぶっちゃけて言えばバラバラなのです。何が正しくて・何が違うというものではありません。同じ「ギター」という楽器を使って、ロックもできればフォークもできるみたいなものなので、何を選ぶ・何を正解とするかは個人の自由です。

大切なのは「自分が心地よいと思うものを選ぶ」ことです。

 

たとえば、

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″]この演奏、ぜんぜん心地よくないけど、なんか有名な人っぽいし、クリスタルボウルってこういうものなんだろうなー[/st-minihukidashi]

という聴き方はNGです。

クリスタルボウルの醍醐味は奏者と聴者の感覚がシンクロすることですから、自分(奏者になる人)が聴いてて気持ち悪いものを演奏で再現したところで、聴者が心地よくなれるはずがありません。

自分が心地よく感じるものが、自分にとっての正解だと思います。

これはクリスタルボウルに限らず、日常の生活の中でも意識してみてください。

自分は何をやっているときが心地よいのか?

たとえば、お風呂とか、マッサージとか、美顔パックとか、洗い物が終わったあとの一服のお茶とか、夜の静けさとか、朝の涼しさとか。

そして、その心地よさの中にはどんなリズムが隠れていて、どんなクリスタルボウルの演奏だったら似合うのか?

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″]私が好きなのはやさしい波の音。そのリズムに合わせて演奏してみよう![/st-minihukidashi]

私のボウルの演奏は、長い音は深呼吸やお風呂の中の「はーっ」というときの長さで、リズムは水琴窟や虫の響から多大な影響を受けています。

 

というわけで、「クリスタルボウル奏者になるなら、ほかの奏者の演奏もたくさん聴くべきですか?」という質問についての回答は・・・

あなたが聴いて心地よいと思える奏者の演奏は、いっぱい聴いておくと参考になると思います。

でも、あなたが聴いて心地よいと思えない奏者の演奏は、反面教師にする以外は、聴く必要はありません。まず、自分の感覚を大切にしてください。心地よくないことを、疑問を持ちながら再現するほど無意味な行為はありません。

そして、日常の生活の中でもさまざまな心地よさを意識してみてください。

そして、あなたが心地よいと感じるクリスタルボウルの音の世界を作り出し、その感覚を皆さんで共有し、ともによりよい未来を模索していきましょう。

私も修行を続けます!

※もちろん、私(Magali)の演奏(だけ)が正しいなんてことはまっっっったく思っていません。いろいろなものから、自由に選ぶのがよいと思います。私の演奏を嫌いという方がいても、すごく自然なことだと受け止めていますし、嫌いという人がいる中に、それでも好きという人がいてくれる方が嬉しいですよね。

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