先週、大分での「クリスタルボウル サウンド・バス レッスン」の後、少し足を伸ばして「宇佐神宮」へお参りしてきました。
宇佐神宮は全国にある八幡宮の総本社であり、「神仏習合」が始まった場所とされています。
神仏習合とは・・・
日本は古来より、さまざまな場所にさまざまな神が存在し、それぞれの地域で信仰をしていました。そこに「仏教」という、外国で生まれた宗教の考えが入ってきたとき・・・それを否定するのではなく、神社の中にお寺を作ったり、仏教の神様と神道の神様を合体させたりして、上手に調和をさせていったのが「神仏習合」です。
なんともおおらかな話!
「でも、江戸時代になるとキリスト教を弾圧していたんじゃない?」というのを思い出されるかもしれませんが、その根底には「キリスト教を通じて地方の人たちが幕府以上に力をつけること」への危機感があったので、たぶんキリスト教じゃなくてイスラム教が伝来しても弾圧していたでしょう。独裁したいときには他者を否定しがちです。
さて。もうすぐ日本では「クリスマス、大晦日、初詣」という、キリストを祝ってお寺で除夜の鐘を叩いて神社にお参りするという、世界的に見ても珍しいお祭り週間がスタートします。これ、別にそれぞれの宗教を信仰していなくても、同じく「めでたい」ということで、違和感なく祝っていますよね。
私たちは、上手に何かを融合させることができるんです。
先日のブログで、私が行っているクリスタルボウル演奏の4つのスタイルをご紹介したとき、
「どういうときに思いつくんですか?」という質問をいただきました。
その答えは、「さまざまな人とコラボをしているとき」です。私は多様なジャンルの方とコラボをしているので、そこで「いいな」と思った要素を自分なりに変化させて、演奏に取り入れています。
クリスタルボウルの歴史はまだまだ始まったばかり。たくさんのいいものに触れて、可能性を広げていきましょう!