「クリスタルボウル サウンド・バス レッスン」の受講者さんからいただいた質問にブログでもお答えするシリーズ。本日は「受験生の子供がいるのですが、クリスタルボウルで集中力を上げることはできますか?」について、私見を述べさせていただきます。
受験のようなときに求められる「集中力」とは、余計な雑念にとらわれず、大量に暗記をしたり、素早く設問を解いたりですよね。
世の中には「集中力の上がる音楽」というのもたくさんありますが・・・
個人的には「集中ってそういうもんじゃないよね?」と思っています。
本当に集中している状態というのは、まわりがどんな状態であっても対象物に意識が集まっています。つまり、「集中力の上がる音楽」が流れていようと、流れていなくても、本当に集中している状態であれば関係ないわけです。音楽が流れていないと集中できないというのは、本当に集中している状態とは言えません。
言葉のトリックみたいですが、「音楽が流れているから集中できている」というのは、本当の集中の状態ではないので、「集中するための音楽」というのは存在しようがないと思うのです。
クリスタルボウルに限って言うと、クリスタルボウルの演奏というのは意識を集中させるものではなく、意識を広げるもの、瞑想状態へ近づけるものだと思います。
大量に暗記をしたり、素早く設問を解いたりするものではなく、世界の繊細さに気づいたり、忘れかけていた感覚を思い出すようなものです。
つまり、ぶっちゃけて言えばクリスタルボウルの演奏を聴きながら受験勉強をするのは・・・あんまりよい効果はないかなーと思います。
そうではなく、オンとオフを切り替えるためにクリスタルボウルを使うのはいかがでしょうか。
集中力って長続きはしません。必ず「息抜き」が必要です。でも、「よく勉強したから息抜きだー」と、スマホをいじったり、テレビを見たりするのでは、完全な休息にはなっていないはず。かといって、布団に入っても気持ちが高ぶっていたら寝付きが悪いでしょう。
クリスタルボウルを使えば、深いリラクゼーションへ素早くアプローチできます。
睡眠の質が向上すれば、脳はより効率よく記憶を定着させます。
アメリカの企業でなぜマインドフルネス瞑想が流行ったのか。それは、神秘性を求めたからではなく、仕事の能率アップに役立ったからです。そして、マインドフルネス瞑想は「業務をやりながら」行うのではなく、「業務の合間に」行われています。メールチェックしながら瞑想はしないのです。
というわけで・・・
勉強中に演奏するのではなく、しっかり休むために演奏するのがよいと思います。結果として、集中力も上がると思います。
社会はすべて子供たちのために。よりよい未来を作りましょう!