「Apple Fitness+」が日本のヨガ、マインドフルネス業界に与える影響

本日のブログは少し固い内容です。本当なら、先日のネコカフェYouTube配信など、ほんわかとした話題を書きたいのですが・・・

個人的に衝撃的なニュースが舞い込んできたので、先にこちらの話題を書いてみます。

iPhoneやiPadでお馴染みのアップル社は、「Apple Watch」という腕時計も販売しています(私も使用しています)。

この腕時計は「健康管理」の機能が優れており、運動した時間、ランニングの距離、脈拍、さらに体内酸素濃度や、帰宅後に手を洗ったかまで計測し、iPhone等とデータを連携させることができます。

たとえば、私がずっとデスクワークをしていたら「そろそろ立ち上がりましょう」とアドバイスされたり(腕時計から!)、「ここらへんで深い呼吸をしましょう」とアドバイスされたり(腕時計から!)、急に脈拍が上がったら「どうかしましたか?」と心配してくれます(腕時計なのに!)。

https://youtu.be/yv4Yo4uCfb4

そして・・・アップル社は「Apple Fitness+」というオンラインフィットネス動画サービスを(まずは英語圏から)スタートすることを発表しました。月額9.99ドル。日本で始まるときは1200円くらいでしょうか。

「Apple Fitness+」のすごいところは、世界的なトレーナーによるレッスンを高画質で視聴でき、「Apple Watch」と連動することでフィットネスの継続時間や消費カロリーを記録できること。

https://www.youtube.com/watch?v=g8PVuxzuoCA

・・・コロナ禍もあって、たくさんのスタジオやインストラクターさんが「YouTubeなどでのレッスン動画配信」を模索していると思います。自治体もさまざまな助成金を作って、カメラやマイクの購入を補助しています。

「Apple Fitness+」がスタートしたら、一気に情勢が変わるかもしれません・・・。だってアップルの方が高画質だし、有名そうな先生だし、「Apple Watch」との連動でゲーム的な楽しさもあるし・・・。

 

インターネット(オンライン)は、ある一面では格差をなくしてくれます。それは、全国どこにいても同じように体験やサービスが享受できること。私が島根県に住む高校生だったころ、「どうしてライブは東京ばかりなんだ!」と憤っていましたが、オンラインなら全国どこからでも格差なく視聴できます。

しかし、もう一方の面では格差を広げます。それは、「大手サービスから配信が行える一部のインストラクター」と「個人レベルで活動している多くのインストラクター」です。学校でも同じことが言えますよね。すべてオンライン授業(講義)になったら、超優秀な先生がひとりいれば、生徒は1万人でも2万人でも構わないわけで、30人の教室にひとり先生が必要なんてことはなくなるのです。

 

というわけで・・・

私もクリスタルボウルのYouTube配信はこれまで通り(これまで以上に!)行っていきますが、配信ではできないリアルな体験というのも、しっかり丁寧に作り続けていきたいと思います。配信だけに舵を切ることはありません。

それは、私がクリスタルボウル業界にしがみついていたいとか、あわよくば牛耳りたい、日本の第一人者とか言いたいというような利己的なものではなく、この世界にはもっともっとたくさんの可能性があると感じているからです。

そして、その可能性の答えはカメラとライトの整ったスタジオの中よりも、さまざまな人と過ごす時間の中にこそ、より多く見つかっていくと考えています。事件は現場で起こっているのです!(見たことないから用法が違うかも)

 

イオンとユニクロだらけの街並みにならないように、たくさんの奏者が個性を出していろいろやっていきましょう。私も修行を続けます。そんな時代になったかー。

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