11月18日(水)の夜に、私がクリスタルボウルの演奏もせずにただ喋るだけのYouTube配信を行いました。
たくさんの方に視聴いただき、チャットメッセージもいろいろとお寄せいただき、誠にありがとうございました。次回はもう少し流ちょうに喋れるようにしてみます。
で。
このときにも質問をいただいていた「クリスタルボウルは演奏している奏者にも影響はあるの?」について、補足を書きたいと思います。
すっごく簡単に言うと・・・
お料理を作るのと似ています。
たとえば、自分で作って→自分で食べても、ご飯はおいしいですよね。でも、ある程度の緊張感を持って、頭を使いながら作っているし、後片付けもしなきゃだから、完全にリラックスした優雅な時間、というわけではないと思います。
もし、誰かに作ってもらって→自分は食べるだけという立場であれば、テレビを見ながら完成を待ち、好きなだけ食べたら牛のように眠ることだってできます。
つまり・・・
クリスタルボウルの演奏は、奏者自身にもよい影響を与えるけど、完全にリラックスしながら「ただ聞く」という立場ではないので(たとえば奏者は演奏中に眠ることはできないので)、深く休みたいときには聴者の側の方がよい、です。
気持ちを安らげたいとか瞑想したいという目的なら、自分で演奏していてもしっかり使えるんですよね。でも、「身体がクタクタだから休みたい」とか「寝不足だから熟睡したい」というときには、誰かに演奏してもらうとか、YouTube配信を聞く方がよいと思います。
そして、クリスタルボウルの演奏も、お料理を作るのと同じように考えると、よりよいものになると思います。
たとえば、奏者の気まぐれによって作られた「シェフのわがままサラダ」のような演奏が、すべての聴者の好みに合うとは限りません。「宇宙からのインスピレーションです」と言えば格好はよいけれど、ただのデタラメに聞こえるかもしれません。
相手の感覚を読み取りながら、ひとつずつ提案していくように演奏してみましょう。
最初っからドカンドカンと鳴らすのは、一品目から天麩羅が出てくるようなもの。最初はまず「音の世界へ安心して入ってきてもらう」ための、やさしい音色にして、少しずつ体験を深めていき・・・
自分(奏者)が心地よいと思える音を提案して、相手(聴者)にも心地よくなってもらえること。言い換えれば、感覚のシンクロであり、共鳴・共振。主従の関係ではなく、「相」の関係性。
そういうのが、クリスタルボウル演奏の醍醐味のように思えます。
またYouTube配信も続けていきます!