私のスタジオ遍歴 ー 思えば長くやってます

昨日は東京・表参道のIYC表参道スタジオにて、ナーダブラーマ瞑想とクリスタルボウルのイベントでした。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

最近ふと、「そういえばいろいろなスタジオにお世話になってきたな」と思い出したことがあったので、私の流浪の日々をブログでも紹介します。

 

私がクリスタルボウルの演奏を始めたのは2005年のこと(恥ずかしながら芸歴だけは長いのです・・)。そのころは会社員だったこともあり、「どこかで呼ばれたら演奏します」くらいのスタンスでした。たぶん、このブログを読んでいただいている奏者さんの中にもそういう方はおられるかと。

一念発起して「誰も来なくても毎月定例イベントをやろう!」と決めたのが8年過ぎた2013年のこと(遅い・・・)。

築地にあった小さなヨガスタジオをお借りして、定員6人でスタートしました。

もちろん、最初のころはほとんど誰も来ませんでした。物珍しさで友人が来るくらいで、ゼロ人だったことは(たぶん)ないけれど、おひとりだけというときはありました。

もちろん赤字なのですが、スタジオレンタル代がそれほど高くなかったので(5,000円くらいだったような)、自分の修行と、毎月定例イベントという未知なる境地を続けたらどうなるのかを知りたくて、とにかく毎月続けていました。

 

そうすると、少しずつ「知らない人」が増えてきました。友人つながりではない人たちです。なにか新しい状況になりつつあると感じていた2015年のある日・・・突然スタジオが閉鎖されました。

スタジオの閉鎖は本当に青天の霹靂で、すでに次のイベントの予約(お支払い)もいただいていたタイミングだったので、目の前が真っ暗になる気分でした。

 

大急ぎで新しい場所を探し、紹介してもらったのが日本橋にある「Studio SHANTI 201」さん。

初めてこのスタジオに入ったときは「ひ、広い・・・大丈夫なのか・・・」と思いました。築地のときは定員6人だったのが、日本橋では12人くらいのスペースになったのです。スタジオレンタル代も倍以上になりました。

このころの演奏がYouTubeに残っていました。まぁ・・・ヘタですね・・・お恥ずかしい限り・・・。

広いスタジオだったし、レンタル代金もそこそこしていたので、「ここで誰も来なかったら大変だぞ」と、かなり本腰を入れてイベントの企画を練るようになりました。あ、そうそう。2014年に私は会社員を辞めて自営業になっているので、がんばらないと本当にご飯が食べられないという背水の陣でした。

どうすれば伝わるだろう? どうすれば喜ばれるだろう? とにかくいろいろ考えて、クリスタルボウルのマンガを作ってもらったのもこの時期ですね。

そして同じく2015年に、友人が中目黒に「under the tree」というスタジオをOPENしたので、そこでも演奏をさせていただけるようになりました。

under the treeはすごくアットホームなスタジオで、たくさんのヨガの先生と出会うことができました。

いまでも継続している「満月ナイト」も、under the treeから始まったのです。こちらは2016年1月の動画。演奏へたっぴですね・・・。

under the treeでのイベント開催も安定してきた2018年の年末ごろ・・・under the treeの営業形態が変更されたのに伴い、ふたたび「場所なしの流浪の奏者」になってしまいました。

でも、困ったときには不思議な縁が発動するもの。2018年のクリスマスにヨガのケン・ハラクマ先生、美料理研究家のRemeさんとコラボイベントをやっていたご縁で、2019年の春から、ケン・ハラクマ先生のIYC(インターナショナルヨガセンター)のスタジオを使わせていただけることになりました。

IYCはまたまたプレッシャーがありました。なんといっても広いし、IYCという看板もあるし、そもそも私はIYCの生徒でもなんでもないのに、好意で借していただいている以上、義に背くことはできないというか、もちろん、これまでも「遊び」のつもりでやっていたことはないけれど、「ちゃんとやらねば!」の意識が本当に高まりました。

長くなって来ました。これまでのターニングポイントを振り返ってみると・・・

  1. 不定期開催で演奏していたところから、誰も来なくても毎月やろうと決めた2013年
  2. スタジオが突然閉鎖され、それまでよりも広い場所でやることになって気合いの高まった2015年
  3. ヨガの世界の人たちとたくさん出会えたunder the tree
  4. さらに気合いを高められたIYCでのイベントスタート2019年

「誰も来なくても毎月定例イベントをやろう!」と決めた2013年から、本当に毎月欠かさずイベントをやっているんですよね。唯一、緊急事態宣言のおかげで2020年4月から6月にイベントが実施できなかったときはすごくくやしかったです。

 

もし、これからクリスタルボウルの活動をしっかりやっていこう!という方がおられたなら、-私のような輩が言うのも烏滸がましいですが- 「田舎だから人は来ないよね」とか、「私の実力だとこのくらいだよね」と、先に制限を作るのではなく、「どうやったら喜んでもらえるだろう?」ということを最優先に考えてみてください。そして、ムリしすぎない範囲で長く続けてみてください。

クリスタルボウルの歴史はまだまだ始まったばかりなので、苦労もたくさんあるかもしれません。でも、きっとそこで悩んで考えた時間は未来の糧となるはずです。

 

私も現在の状況に感謝しつつ、甘えることなく、もっともっと完成度を高めていきます。

そして、もうひとつの場所・YouTubeでの活動も、もっともっと完成度を高めていきます。チャンネル登録者数もうすぐ1万人ありがとうございます!!!!!!

 

最後に、私が迷ったときに読む詩をご紹介します。

「道」

この道を行けばどうなるものか、
危ぶむなかれ。
危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ。行けばわかるさ。

アントニオ猪木

音の世界を拡げていきましょう!もうすぐ夏至ですね!

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