クリスタルボウルは海外だと医療現場で使われている?

dr

「クリスタルボウルって海外だと病院で使われているんですよね?」と聞かれたことがあるので、ちょっと書いてみます。

そういう場所もあるかもですが(具体的には知りませんし、少なくとも国内の医師によるエビデンスはないようです)、日本と医療制度や文化が違う国と比較しても仕方ないと思うのです。

たとえば、アメリカには医療費の自己負担が3割になるような全員加入の保険制度がありません。すべて任意加入で、医療費はものすごく高額です。自己破産の半数以上は医療費関連という報告もあります。市販のサプリメントやアフターピルが浸透しているのは、医療費が高額すぎることに起因しているのでしょう。

アメリカの笑い話で、大病をして入院したときに「私はいつ退院できるんでしょうか?」とドクターに聞いたら「保険は入ってる?入っていないならいますぐ退院できるよ」と言われたというのがあります。私もアメリカで大ケガをしたとき、最初に聞かれたのは「クレジットカードは持ってる?」でした。

日本でイメージする一般的な医療が高額なため、「代替医療」を選ぶ人や、それしか選べない人というのも多くいます。

最近は日本でも話題の「医療大麻」という、マリファナを吸ってガンや精神疾患を治療するという方法も、先進的な医療を受けるより安いというのが人気の理由のひとつで、反対に日本は先進的な医療が安く受けられるため医療大麻が解禁される兆しはありません。

また、世界を見渡せばシャーマンが呪術的な治療を行う「呪術医」だって、その国では「医者」です。

医療現場で使われているかもだけど、医療制度も文化も違うし気にすることはない」と思います。

クリスタルボウルに関わっている私がなんでこんなことを書くかというと、思考停止になるのが一番怖いからです。単純な言葉だけで信じ込む(信じ込ませる)のは、ものすごい落とし穴に落ちる危険性があります。

私だって「クリスタルボウルは海外だと医療現場で使われていて、聞くだけで30万年分のカルマとブロックと脳の断片化がなくなって、金運と恋愛運が上がってヤマザキパンが腐らなくなってアンチエイジングで収入が7桁になります」と宣伝したくなることがありま・・・いや、ないです。

インターネットやSNSが普及し、LCCで世界がどんどん身近になっている時代はさまざまな価値観が交差し合います。相を主体とした社会です。

相手のことを思うこと、想像することがとても大切です。

話の一面だけを捉えて判断するのではなく、その先を思考停止せずに考えてみましょう。

クリスタルボウルの未知なる可能性を、皆さんと一緒に楽しんで行けたらいいなと思います。

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