先日、友人が所有するアルケミーボウルをじっくりと演奏させてもらえる機会がありました。私個人が所有しているのはすべて「ウルトラライトボウル」というものなので、アルケミーボウルはとても新鮮な体験。
そして、アルケミーボウルは試奏してからの購入をオススメします。
アルケミーボウルとは
クリスタルボウルは大きく3つの世代に別れています。
一番最初に産まれたのが、「クラシックフロステッドボウル」という巨大で分厚く重たいボウル。「ごいーん」という重厚な音です。これは「石英るつぼ」という工業製品の転用でした。取り扱いや演奏が大変なので、いまから購入するのは特別な理由がない限りオススメできません(値段はすごく安いです)。
クラシックフロステッドボウルはあまりに巨大で分厚く重たかったため、楽器として改良されたのが「ウルトラライトボウル」という薄くて軽いボウル。「こいーん」という清らかな音です。乳白色タイプと透明タイプがあり、私が使っているのもこの薄くて軽いボウルです。
そして、ウルトラライトタイプのボウルにさまざまなパワーストーンのイメージをプラスしたのがカラフルな「アルケミーボウル」。音だけではなく、見た目やパワーストーンのイメージでも楽しめるようになりました。
アルケミーボウルで聞こえる妙なノイズ
以前、アルケミーボウルで演奏したというクリスタルボウルのCDを聞いていたときのこと。
「ふわーーーん カッ! ふわーーーん カッ ふわーーーん カッ!」
という感じで、回転させて演奏している長い音の途中途中に「カッ!」という、つまづいているようなノイズが入っているのです。本来なら「ふわーーーん ふわーーーん ふわーーーん」とキレイに音が続くはずなのに、音が一定間隔ごとにつまづいていました。
何のノイズなんだろうなー?と思っていたけれど、今回アルケミーボウルをじっくり眺めていて判明しました。
恐らく、アルケミーボウルのコーティングのダマになっているところが原因です。
アルケミーボウルのコーティングとは
アルケミーボウルは、ボウルの表面にパワーストーンをイメージしたコーティングが施されているものがあります。絵の具で色を付けているような感じです。
そして(絵の具で色を付けているときによくあることですが)、塗りが均一ではなく色が貯まってダマになってしまうことがあるようです。指先で触るとそこだけポコっと膨らんでいるのが分かります。
表面が均一になっていないから、演奏をしたときにダマ部分へマレットが引っかかってしまい、
「ふわーーーん カッ ふわーーーん カッ ふわーーーん カッ」
という音になってしまうのでした。
これは、コーティングをしているアルケミーボウル特有の状態だと思われます。ぱっと見ただけでは分からず、実際に鳴らしてみたり、表面を指でなぞったりして初めて分かるものです。
実際に見てから購入するのがオススメです
純粋な素材のウルトラライトボウルとは異なり、アルケミーボウルは音の響きの個体差も大きいので、通販ではなく実際に見てから購入するのがオススメです。ショウルームを訪問してみましょう。
くりすたり庵
http://crystalian-shop.com
アメリカ「クリスタルトーンズ社」の正規代理店として、カラフルなアルケミーボウルを中心に販売しています。主催はアルケミーボウルのCDを多数リリースしている牧野持侑(まきのじゅん)さん。熱海と赤羽にショウルームがあります。
マニマナ
http://manimana.com/
アメリカ「クリスタルトーンズ社」のカラフルなアルケミーボウルの他、美しいヒーリングジュエリーの販売も行っています。東京・青山に店舗があるので、実際に鳴らして選ぶことができます。
なお、クリスタルトーンズ社のアルケミーボウルを取り扱っている「正規代理店」は、クリスタルトーンズ社以外の製品は取り扱わない(取り扱えない)ルールがあります。ブランド価値を守るためですね。そのルールに従わず、アルケミーボウルもそれ以外のボウルも販売している人がいたなら、それは「正規代理店ではない」か「正規代理店のルールを破っている」ことになります。ご注意ください。
クリスタルボウルとともに、素敵な毎日を過ごせますように!