誰かの踏み台にさせられないために気をつけること

まもなく、「クリスタルボウル サウンド・バス スクール」の第一期生が始まります。自分のすべてをかけて、しっかりとした内容にしていきます。スクールの内容には、私が長年いろいろな場所で活動を続けてきた中で得られたノウハウも盛り込んでいます。

今日はそんな中から、「誰かの踏み台にさせられないために気をつけること」をご紹介します。

クリスタルボウルの活動を行っていると、必ず誰かから声を掛けられます。その誘いが好意によるものか、踏み台にしようとしている(搾取しようとしている)のかは、しっかりと見極めなくてはなりません。

いくつか体験談を。

弊社はNPO(非営利団体)なので、ギャラは払えません。お客さんから参加費は取るけど

耳を疑ったこの誘い。お客さんからはお金を取るのに、私へのギャラはナシ・・・? 参加費はどこへ消えるの・・・? クリスタルボウルという「壊れ物」を持ち運んで演奏する以上、保険の意味を含めてギャラはしっかりいただくべきです。相手の活動によほど賛同できるなら別だけど、よく分からない団体だったので断りました。

あなたのイベントに私を呼べば、もっと集客できるようになるよ

異業種の方とのコラボは楽しいです。さまざまな刺激を受けられます。でも、それは「対等な立場」であることが前提です。その相手が憧れの人でもない限り、身銭を切ってまでコラボする必要はないでしょう。これは、この人が「新規開拓」したいだけです。

「私のグッズを販売してもいいよ」というのも、見極めが必要です。

雑誌の○○ですが、記事(広告)を載せませんか?

雑誌やフリーペーパーは「広告」で成り立っています。一冊数百円の販売価格だけでは作ることができません。反対に言えば、中身のほとんどが「広告費を支払ってくれている会社のもの」であることさえ、少なくありません。雑誌社の広告営業から「記事を載せませんか?制作費用(協賛費用)として○○円かかりますが・・・」という問い合わせは、本当にたくさん来ます。でも、いまさら雑誌なんて読まないですよね。スマホで十分ですよね。「自分がいつも読んでいるか?」を基準に判断しましょう。

そして、本当に好意的な企画であれば、制作費用ゼロで記事を作ってくれるものです。

見るからに怪しいセミナーでの演奏依頼

イベントの出演依頼が来て、ギャラもしっかり払ってもらえそう。しかし、イベントの内容がどう見ても怪しいセミナー・・・。基本的に私は「セミナー系イベント」はすべてお断りすることにしています。それは、クリスタルボウルにヘンなイメージを持たれたくないというのが理由です。

「ひとりでも多くの人に体験してもらいたい」というのは演奏者個人のエゴ。クリスタルボウルの世界全体のバランスを考えるなら、怪しいところとは組まない方が未来のためでしょう。

書籍を作りませんか?CDを作りませんか?

雑誌と同じです。出版社やレコード会社は、いつもそうやって広告主を探しています。だいたい200万円くらい払えば、誰だって書籍を作って本屋に並べることができます。「こんな本、誰が買ってるんだろう?」というのがいっぱいあるのは、そのためです。

でも、文章を読むならインターネットでいくらでも読めるし、音を聞くならYouTubeがあります。どちらも無料です。無料でできる仕組みがあるのに、わざわざお金を取る必要はないでしょう。

大切なのは、誰に向けて活動するかということ

大切なのは、誰に向けて活動するかということです。

出版社やレコード会社を喜ばせたければ、そういうところに利益が行くように手を組めばよいと思います。

自分が注目されてチヤホヤされたいなら、セミナーの会場でドレスを着て演奏し、「ボウルと出会って成功した私」でもスピーチしていればよいと思います。

そうではなく、クリスタルボウルの音をヒーリングとして必要な人へ届けたいなら、ひとつでも多くのイベントを全国で開催すべきですし、無料で聞けるYouTubeなどを活用すべきだと、私は思います。

純粋な思いで作った世界は、きっと美しいはずです。「クリスタルボウル サウンド・バス スクール」は、そういった思いに賛同してくれる方に向けて行っています。

PAGE TOP