アルケミーボウルが自然に割れてしまうことを防ぐには?

もうすぐ、クリスタルボウル サウンド・バスSHOPではクリスタルトーンズ社の「アルケミーボウル」の販売を開始します。アルケミーボウルは非常に魅力的なプロダクトである一方、お値段の高さと、もうひとつだけ心配なことがあります。

それは、「自然に割れるかもしれない」ということ(あくまで「かもしれない」)です。

アルケミーボウルは自然に割れる?

私自身には経験がありませんが、これまでに4人の方から「ある日、アルケミーボウルがいきなり割れていた」という話を聞いたことがあります。

また、書籍「クリスタルボウルに魅せられて」でも、自然に割れることについて言及されていました。

この書籍はクリスタルトーンズ社の協力の下で書かれているため、自社に不利になることをでっち上げる必要はありません。他社の人が「あそこのボウルは品質が悪いよ」とか「あの奏者の演奏は聴かない方がいいよ」とか言うのならともかく、わざわざ自社に不利になることを書くというのは・・・やっぱり、自然に割れることがあるのだと思います。

書籍の中では「自然に割れるのは悪いエネルギーを吸収したため。そのかわり、割れた後の空間はとっても浄化されているよ!」ということでしたが・・・

自然に割れるというのは理屈で考えるとおかしな話です。

私は「温度の変化」や「ヘンな振動」が原因ではないかと推測しています(確証はありません)。

温度の変化に気をつけよう

寒い季節にガラス窓の近くでストーブを付けていると、「熱せられて膨張しようとする部分」と「熱せられていないのでそのままであろうとする部分」が生まれてしまい、「メキッ」といきなりガラスが割れることがあります。

「熱割れ」と呼ばれるものです。

via:https://www.asahiglassplaza.net/gp/manual/03.html

熱割れは通常の「板ガラス」より、鉄線の入った「網入りガラス」の方が多く発生します。また、小さなキズやデコボコがある場合や、ガラスの表面にペンキを塗っているような場合に発生しやすくなります。

アルケミーボウルはクリスタルの表面をコーティングを加えたり、シリカ以外の素材を加えて製造したり、複雑な状態になっているため、熱割れと同じ状態になりやすいのではないか?と推測しています。

直射日光が当たるような場所、エアコンの風、ストーブの熱など、温度変化には気をつけるべきです。

ヘンな振動に気をつけよう

これはもう10年以上も前・・・引っ越し先を探していろいろな物件を見ていたとき、「ワケありだけど駅チカで安いところありますよ」と紹介された部屋は、見事にガラスにヒビが入っていました。

「このガラス、直してもらえるんですか?」と確認すると、「いやー、そこ、電車の振動のせいで絶対に割れるんですよね」という衝撃の一言。なるほど・・・と思いました(結局、その部屋には住んでいません)。

クリスタルボウルは音の出し過ぎ(鳴らし過ぎ)で割れてしまいます。音量のひとつの目安は「しゃべり声より大きな音では出さない」ということ。ボウルを鳴らしながら、ふつうに会話できるレベル(以下)が適正です。それよりも大きいと私たちは「うるさい」と感じて感覚を閉じていき、それよりも小さいけれど心地よい音なら「聞きたい」と感じて感覚が開いていきます。愛の告白を怒鳴りつけないのと同じです。

音を出していないときにも、ヘンな振動が当たらないようにすべきです。

たとえば、物の出し入れで振動しがちな本棚や、交通の振動を受けるプレハブの物置などへ直接置くのは好ましくありません。どんなときでも必ずゴムマットやOリングを下に挟むか、やわらかなクッションと一緒に箱やケースへ入れておきたいです。

※演奏の準備中などでも、ボウルは絶対にそのまま床に置かないでください。必ずゴムマットやOリングを!

one more thing

そして、あとはやっぱり、ふだんからたくさんボウルを鳴らして、眺めて、大事にしてあげてください。

ボウルを演奏するときも、「ビビビビ」という音が鳴り出していたら、演奏方法が正しくないか、音量の出し過ぎです。

アルケミーボウルのように薄くて軽いボウルは、パワフルに演奏しなくてもしっかりとした音が出ます。全身の力を抜いて、余計なポーズやアクションも必要ありません。さまざまなエレメントを感じ取りながら、真摯に丁寧に鳴らしてみましょう。

 

・・・これまで以上に高価なものになるから、対面できちんと説明と講習をした後での販売にすべきか悩んでおります・・・。もっともっと情報も発信していきます。

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