クリスタルボウルの528Hzや432Hzってどういう意味?

クリスタルボウルの世界には「528Hz」や「440Hz」など、さまざまな数字が出てきます。

なかなか最初はややこしいことなので解説してみます。

1️⃣ ○○Hzは周波数
まず、528Hzや440Hzの「Hz」は「ヘルツ」と読み、音の高さを表す「周波数」という数値の単位です。数値が大きいほど高い音です。

私たちの声も周波数で表すことができ、一般的に男性の声は85Hzから180Hzくらい、女性は165Hzから255Hzと言われています。

2️⃣ 528Hzはソルフェジオ周波数
音による癒やし・サウンドヒーリングにはさまざまな考え方(説)・手法があります。

私が手がける「サウンド・バス」では「心地よい音に包まれて深くリラックスすることで、それぞれの内側から癒やしや気づきが導き出されてくる」という考えに基づいているので、音のハーモニー(和音)や視聴環境をとても大切にしています。

ほかにも、「ソルフェジオ周波数」と呼ばれる「特定の周波数(の音)が心身に影響を与える」という考え方もあり、174Hz・285Hz・396Hz・417Hz・528Hzのような周波数が有名です(私もYouTubeで各種公開しています)。

たとえば、528Hzの音(周波数)は「変容と奇跡をもたらし、DNAを修復するための音」とされています。

🌝プチまとめ
サウンドヒーリングにはさまざまな手法がある。
全体の響きを大切にするサウンド・バスもあれば、ピンポイントの周波数を大切にするソルフェジオ周波数も。「528Hz」とはソルフェジオ周波数で有名な周波数のこと。

🌚よくある勘違い
🗣️「私のボウルって528Hzですか❓」→ 528Hzぴったりで鳴るボウルをお持ちでなければ、528Hzとは言えません。ソルフェジオ周波数・528Hzの効果を期待するなら、「540Hz」や「510Hz」ではなく、しっかり528Hzの音を出せるボウルが必要です。

3️⃣ 440Hz/432Hzは音の基準
音はすべて「周波数」で表せますが、楽器の演奏で「440Hzの次は349Hzを鳴らして、最後は392Hzで…」みたいな言い方だと面倒ですよね。

そこで、スタート地点(基準)となる周波数を決めて、そこから倍の周波数までの間を12等分し、「ラ・ラ#・シ・ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#」という各音階(の呼び名)を割り当てていくことにしました。

この「スタート地点となる周波数」のスタンダードが「440Hz」です。一般的なクリスタルボウルも440Hzをスタートに12等分して音階を割り当てています。最初はラ(A)の音なので「A=440Hz」と表記します。

そして、440Hzよりも少し低い「432Hz」をスタート地点にした「432Hz基準の楽器」も一部に存在しています。クリスタルボウルでも「A=432Hz」のものがあり、「432Hz クリスタルボウル」のように呼ばれています。

🌝プチまとめ
440Hz/432Hzというのはドレミの音階を決める際の基準にした周波数のこと。正式には「A=440Hz」と表記される。

🌚よくある勘違い
🗣️「528Hzのボウルって432Hzですか❓」→ 音そのものを表す528Hzと、音階の基準を表す432Hzがゴッチャになっています…432Hz基準にした場合、各音階の中で528Hzぴったりが出てくることはありません。

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528Hzも440Hzも「Hz」が使われているのでややこしいですが、クリスタルボウルの世界だと

・528Hz:ソルフェジオ周波数のこと(ひとつの音)
・440Hz/432Hz:基準としている音のこと(全体の音の基準)

を表しています。

🗣️「このボウルセットって周波数は何ですか❓」と聞かれると…「基準はA=440Hzで、ひとつずつのボウルにも固有の周波数があって…低いファは349Hzでドは261Hzで…」というような解答になります…😅

いろいろなレッスンやイベントを実施しております。どうぞお気軽にご参加くださいませ。

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