クリスタルボウルと仲良くなることから始めてみる方法

クリスタルボウル サウンド・バス スクールでお伝えしている3つの基本技術、singing(こする)・touching(触れるように叩く)・adding(音を継ぎ足す)の中で、一番簡単なようで皆さん苦労されるのが「touching」です。

「やさしく触れるように叩こう」と意識をしていても、無意識の緊張で動きが固くなってしまい、その結果「ゴツン!」とか「パシッ」という叩き方になることがあります。

では、無意識の緊張をなくして、やさしく触れるように叩けるようになるためにはどうすればよいのでしょうか。今日はそんなお話をブログでも紹介します。

 

その方法は・・・ちょっと精神論になって恐縮なのですが、「ボウルと仲良くなる」のが一番です。

たとえば、目の前を誰かが歩いているとします。知っている人だったら、気軽に肩を叩いて挨拶できますよね。でも、知らない人の肩をいきなり叩いてこいと言われても、なかなか手が動かないと思います。

また、私はおにぎりを上手に握ることができません(会社員のころ、ランチ代節約のために何度か挑戦しました)。どうやってもフニャフニャな、デコボコな握り飯になってしまいます。でも、私の母や祖母は適度な食感のおにぎりを短時間に大量に作っていました。

その対象物がどんなものであるか、しっかり知っていれば、自然に動けるようになります。

 

よろしくないループとしては、「キレイな音が出ないのは、このボウルが粗悪品だからじゃないか・・・?」と疑心暗鬼になってしまうこと。疑えば疑うほど、動きはぎこちなくなってしまい、それを原因に「やっぱりキレイな音が出ない」となってしまいます。

クリスタルボウル サウンド・バス スクールはマンツーマンのスクールなので、最初のころに「受講生さんがお持ちのボウルを使って、講師である私の演奏を聞いてもらう」というヒーリングの時間を作っています。

そうすると、「私のボウルってこんなによい音が鳴るんですね!」と驚かれることがあります。そうすることで、ボウルへの疑心暗鬼をなくして、仲良くなれるようにしています。

 

touchingの練習については、1日100回叩けば上達するとか、1000回叩けば上達するというものではありません。「何か違うな・・・」とか、「腕が疲れた・・・」という意識で叩き続けたところで、奏者にもボウルにもダメージしか残らないで しょう。

穏やかな気持ちでやさしく叩き、「あ、いい音」と感じること。「よい音を鳴らしてくれるよいボウル」と感じること。自分のボウルで自分自身が癒されること。それが上達の近道だと思います。

もちろん、技術についてもしっかりレクチャーさせていただきます!

 

※クリスタルボウルにはさまざまな演奏方法や考え方があります。スクールの内容も千差万別ですので、好みに合うものを探してみてください

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