クリスタルボウル奏者さんからのお悩み「最初のころは赤字でも仕方ないですよね?」

クリスタルボウル奏者さんからのお悩み相談シリーズ。

本日は「🗣️自分でも演奏イベントを始めてみたのですが、最初のころは赤字でも仕方ないですよね?」について私の考えを書いてみます。

はい。最初のころはイベントをやっても参加者さんは少ないものですし、赤字で当然だと思います。でも、すごく大切なのは「赤字の種類を間違えないこと」です。

同じ赤字でも、「値下げをしたための赤字」と「誰も来なかったための赤字」では、そこからの学び・成長が大きく違います。

「私はまだ初心者だし、500円でイベントをやろう」と考えてしまうと、まわりの方もあなたのイベントに500円の魅力しか感じられませんし、あなたも500円のイベントに何日間もかけて準備をしようとは思わないかもしれません。

「まずはプチ体験として届けたい」のなら、YouTubeやSNSの方がお手軽です。

もうずいぶん昔のこととなりますが、私は「毎月5,000円までなら赤字でもいいからイベントをやろう」と決めて活動をスタートさせました。

どこかに遊びに行ったら5,000円くらいは使っちゃうものなので、遊びに行くのを1回減らす代わりに、そのお金で小さなスタジオをレンタルしてクリスタルボウルの定期イベントを始めたのです。

そのころの参加費はおひとり3,000円。最大5名まで入場いただけるスタジオだったので、ふたり来ていただいたら黒字になる計算ですね。その参加費を払いたくなるイベントってどういうものだろう?と徹底的に考えました。

もちろん、最初は誰も来ないでお茶を挽く日も多かったですが、「毎月イベントを実施している自分」というのが誇らしかったし、誰も来ないときでも本番さながらに練習したり、撮影ができていたのでメンタル的にはそれほど辛くはなかったです。

また、スタジオでイベントを行うことで、まわりから私を「奏者」として認識してもらえたのも大切なことでした。500円のプチイベントばかりやっていたなら、私のことを「気軽な友人」として認識されていたかもしれません。プロ奏者として続けていきたいなら周囲との距離感はすごく大切です。

最初のころは赤字でも仕方ないです。

でも、その赤字から何を学んで、何が身についたのか。しっかり考えていきましょう。

東京・浅草橋のサウンド・バススタジオ「studio PLAYA」も3時間 5,000円でレンタルできますよ。

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プロ奏者として生活していくの、悩ましくも誇らしく楽しいですよ😀

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