水晶を叩いてもクリスタルボウルのような音がしないのはなぜ?

クリスタルボウル サウンド・バス スクール」の受講者さんからいただいた質問にお答えするシリーズ。

本日は、「私の自宅にそこそこ大きな水晶のクラスター(にょきっとした水晶の柱がたくさん集まっている原石)があるのですが、それを叩いてもクリスタルボウルのような音はしないです。どうしてクリスタルボウルは音が鳴るんですか?」について、ブログでも書いてみます。

面白い視点ですよね! こういう素朴な疑問は大好きです。

さてさて、クリスタルボウルは約2,000度の高温で水晶を溶かして製造している・・・という説明を耳にされたことがあるかもしれません。水晶をゴリゴリ削ってボウル型にしているのではなく、溶かして固めているわけですね。

さらに細かな製造方法と音の秘密について、アメリカ・クリスタルトーンズ社の創業者さんやスタッフさんも登場する書籍「クリスタルボウルに魅せられて」の中で紹介されていました。

それによると・・・約2,000度の高温で水晶を溶かした後、溶かした水晶をボウルの型に入れ、ゆっくりと冷ましていき・・・その冷却過程において、組織体が星形二重四面体から八面体へと変化することで音が鳴るようになる! そうです。

・・・私のような輩には「組織体が星形二重四面体から八面体へと変化する」の部分が若干理解できなかったのですが・・・なんとも不思議な奇跡ですよね。溶かして→冷却というのがポイントなようです。クリスタルボウルは八面体というのもすゑひろがりーな感じでよいですね。

水晶を溶かして冷却するから、クリスタルボウルは音が出る!というわけです。

 

もうひとつオマケお話を書いてみます。

2010年代の後半ごろ、アメリカ・クリスタルトーンズ社が「スーパーグレード」というクリスタルボウル(アルケミーボウル)をリリースしました。

これは、これまでのクリスタルボウルよりも水晶の純度を高めているというのが大きな特徴で、お値段もビックリ! 100万円以上するものがたくさんあります(さすがに私は持っていません)。

で、「水晶の純度を高める」ってどういうことなんだろなーーーと思っていろいろ調べて考えて、

完全に想像ですが、

水晶を液体ではなく、気体にしてから製造しているのかも・・・と思いました(実際の製造方法は秘密です)。

たとえるなら、

  • 一般的なクリスタルボウル:氷を溶かした水を使って、形状を変えた氷を作る
  • スーパーグレード:氷を蒸発させて蒸留水を使って、形状を変えた氷を作る

という感じでしょうか(厳密にはいろいろ違いますが、イメージとして)。

 

クリスタルボウルにはたくさんの謎な部分がありますが、私たちは体験として・体感としてその心地よさを知っています。「意識」や「ココロ」、「愛」の存在も謎な部分だらけですが、私たちは体験として・体感としてその心地よさを知っています。

これからも心地よい体験が作れるように、私も修行を続けていきます。

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