私のクリスタルボウル サウンド・バスイベントでは、いつも「45分の演奏を2回」行っています。2回やることで、1回目のときは寝転がって、2回目のときは座って・・・というように、体験を変えて楽しんでいただけます。ほかのクリスタルボウルイベントだと短い時間の中で1回しか演奏していないものが多いけど、私は2回にこだわっています。
1月のスケジュールはこちらから。東京・大阪・名古屋で開催します。
さて、クリスタルボウルの演奏を始めたばかりという人から「45分も演奏を続けるのって大変じゃないですか?」という質問をいただくことがあります。
タネ明かしをすると、45分ずーっと音を出し続けているわけではありません。
クリスタルボウルは無音の中にこそ美しさがある楽器です。ひたすらコンカンコンカン鳴らし続けているだけでは「too much(過剰)」になってしまい、大変危険です。演奏している側も、45分間集中力を持続させるのは大変だと思います。
私の場合、まず最初にお客さんひとりずつへスマッジングを行っています。これで5分くらい使います。
続けて、皆さんの準備がしっかり整うまで待ちます。これに数分かかることも。
そして、ようやくゆっくりと音を鳴らし始めます。音を鳴らす前の段階で、どれだけ「場」を作っておけるか?というのがクリスタルボウル サウンド・バスイベントではすごく重要です。
演奏は10分鳴らして→1分無音、というような間隔を意識してみましょう。
10分鳴らして1分感じ取る
繰り返しますが、クリスタルボウルは無音の中にこそ美しさがある楽器です。ひたすらコンカンコンカン鳴らし続けているだけでは「too much(過剰)」になってしまい、大変危険です。
まず、10分集中して演奏してみましょう。
ゆっくりとした長い音から始めて、少しずつ音を増やし、叩く音を混ぜ、ハーモニーとストーリーを意識し・・・
10分の演奏ができたら、少し手を止めて無音にしてみましょう。
無音の最中に、お客さんおひとりずつの呼吸を感じ取りましょう。10分の演奏がしっかりできていたら、無音が1分続いたとしても「あれ?もう終わりですか?」と起き上がってこられることはありません。
1分の無音で感じ取ったら、また10分の演奏をスタートです。この10分が終わった後は、2分の無音を挟んでみましょう。そしてまた10分の演奏を行い、3分の無音を挟んでおしまいです。スマッジングなど含めて約45分になります。
無音を挟むことなく鳴らし続けるのは、非常に自分勝手でエゴ丸出しの演奏になってしまいます。しっかりと感じ取りながら音を組み立てていきましょう。
クリスタルボウル サウンド・バスはお客さんとの共同作業です。それは、社交ダンスやプロレスやセックスに近いものです。「私があなたを救うのよ!」みたいなコンカンコンカンな演奏では、自立している人こそ苦痛になると思います。お互いに信頼関係を作り、呼吸を感じ取りながら、丁寧に音を組み立てていきましょう。
私が行っているイベントは、ほかのお客さんに配慮をいただければ録音・録画は自由です。ぜひ持ち帰って、無音の長さを調べてみてください。
こんな感じのレクチャーと実技指導を「クリスタルボウル サウンド・バス レッスン」として行っています。実際にボウルを使った実技レッスンは、ほかの人の音にジャマされないようにマンツーマンで行います。
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