クリスタルボウルは何によいの?という質問への考察

クリスタルボウル サウンド・バス スクールでは、ちょっとした疑問・質問について一緒に考えることを行っています。先日、「クリスタルボウルは何によいの?と聞かれて、どう答えたらよいのか分からなかった!」という話題が出たので・・・ブログでも紹介します。

自分の体験を自分の言葉で伝えてみましょう

難しい言葉、難しい理由をつけずに「自分の体験を自分の言葉にして」伝えるのが一番よいと思います。

自分がクリスタルボウル サウンド・バスを体験したときに、すごくリラックスできたとか、眠れたとか、アタマがスッキリしたとか、心地よかったとか、何かしら感じたものがあったと思うのです。それをそのまま伝えてみましょう。

ひょっとしたら、その言葉が弱々しいものに感じられるかもしれません。「リラックス目的だけでお客さんが来てくれるの?」と不安になるかもしれません。

でも、大げさなことは言わない方がよいです。なぜなら、アピールしたことを目的としてお客さんは集まるからです。

 

クリスタルボウル奏者の中には「欧米では病院で使われており、ガンに効く」というようなアピールをして活動されている方がおられます(以前、この方へ「どこの病院か教えてください」とメールしたけどスルーされました)。こういうアピールをして、本当のガン患者がやってきたときに治癒できると思っているのでしょうか? 治癒できなかったとき、その事実に堪えられるのでしょうか?

また、副作用がないとか過去のトラウマから解放されるというのもすごく危険です。深い精神疾患は、残念ながらクリスタルボウルでは治癒できるものではありません(私はできる!という方がおられましたら、患者さんを紹介させてください)。奏者の経験値の少なさをアピールしているようなものです。

「金運が上がる」くらいなら、「運」なのでいくらでも言い訳できるだろうけど、スピリチュアルの先にあるのが現金収入というのは精神的な未成熟さを感じてしまいます。

 

「リラックス目的だけでお客さんが来てくれるの?」と不安になるかもしれません。

でも、ちょっと表現が失礼になるけれど、私はそこへ価値を見いだしてくれる人をお客さんにしたいです。「現金収入を増やしたい!」みたいな人は価値観が違いすぎるので一緒にいたくないです。ガンやトラウマについては、治癒できなかったときの責任に私は耐えられないので、修行不足で申し訳ありませんとお断りします。

難しい言葉、難しい理由をつけずに「自分の体験を自分の言葉にして」伝えてみましょう。「○○と言われています」というような、ウラの取れていない他人から借りた体験ではなく、自分の体験です。

そこに価値を見いだしてくれる人、それはつまり、あなたに価値を見いだしてくれる人です。そのときに鳴らされる音はあなただけの音であり、そのときの体験はあなたしか提供できない体験へとつながっていくはずです。

未来を選んでいきましょう。

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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