クリスタルボウルイベントが赤字で困っている人へ、お金は距離感で決まるという話

「イベントを行っているけど、値段の設定が難しい。友人からあまり高いお金を取るわけにもいかないし」という相談を受けたので、ちょっとブログでも書いてみます。

まず、お金というものが何であるのかを考えてみましょう。それは、お互いの距離を縮めるためのツールです。

お金とは距離を縮めるツールである

たとえば、スキルの低い美容師さんは価格が安いです。なぜでしょう?スキルが低い人はたくさんいるし、何だったら自分でカットしても同じだからです。自分と距離が近い存在です。

もうちょっとスキルが高い人は価格も高くなります。そういった人は人数が少ないからです。さらに、超トップレベルの人は信じられないような価格設定です。

でも、仮にそのトップ美容師が自分の父親だったとしたら、お金は必要ないでしょう。距離が近いからです。

旦那さんがイタリアンシェフだったとして、自宅で料理を作るたびにお金をせびられるなんてことはないはずです。恋人に肩を揉んでもらうのはタダでも、てもみんで揉んでもらうのはタダではありません。

「お金はサービスに対して払っている」という考えは100%正しいとは言えません。お互いの距離感によっては無償になることだってあります。「お金はお互いの距離を縮めるために払っている」という考えにしてみましょう。

最初の質問へ戻ると、そもそも友人という「距離が近い存在」だからお金をいただけないわけです。

ぶっちゃけ、私だって友人のイベントに行くときには「少しくらい安くならないかな」と下心が出てしまいます。

デタラメに高くすればよいってものではないけれど、健全にイベントを継続していくためにお金は必要です。ボウルだって高価な物ですから、破損したときのリスクに備えるべきです(なので、私は無償のイベントは受けません)。

距離が近い人からはお金はいただけないと考えて、あなた自信が「距離のある」存在になる必要があります。

距離のある存在になるために

では、どうすれば距離のある存在になれるのでしょうか。

演奏の技術が重要なのは言うまでもありません。不安たっぷりな表情でコンカンコンカン鳴らされているようなところへお金を払って行こうという人はいないはず。まず圧倒的な技術を身につけましょう。圧倒的な技術が、圧倒的な距離の第一歩です。

会場の雰囲気や演奏者の立ち振る舞いにも気を配りましょう。居心地がよくてスタッフも清潔感があるカフェだったら、コーヒーが800円でも行くのと同じです。非日常感があればあるほど、距離ができます。

「今度、自宅でクリスタルボウルをやるから聞きにきて~」くらいの気楽な感じだったら、1000円いただくのが精一杯ではないでしょうか。反対にソレで3000円とか4000円とかいただけるのなら、ぜひ私もお友達になりたいです。

「そんなこと言っても、友人以外にお客さんが来てくれない!」というお悩みについては・・・こちらからどうぞ。

イベントに友人しか来ないのは、友人しか誘っていないのが原因じゃないかという話

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