PCMレコーダーでお手軽にクリスタルボウルを録音してみました

クリスタルボウルの音を録音したいときに、スマホの録音機能だとどうしてもキレイに録れません。スマホのマイクは「人の声」に合わせて設計されているため、クリスタルボウルのように幅広い音には不向きなのです。

かといって、あんまり難しい機械は使いたくないもの。お客さんの前にマイクをたくさん並べるのも微妙ですよね。クリスタルボウルとお客さんの間には何も置かないのが一番です。

「PCMレコーダー」という機械を使えば、シンプルなセッティングで高音質な録音が可能です。

今回、約1万円のPCMレコーダーを使ってクリスタルボウルの演奏を録音してみました。

使用したのはこちら↓ すべての設定画面が日本語になっているので分かりやすいです。

床からの余計な振動を防ぐために、PCMレコーダーの下にはクリスタルボウル用のシリコンOリングを置き、ボウルと1mくらいの距離に設置しました。演奏したときの音はボウルの側面から出るので、PCMレコーダーやマイクはボウルよりも低い位置に設置するのがオススメです(ボウルを見下ろすような形で設置しない方がよいです)。

YouTubeで公開しています。できるだけ小さな音量で再生してみてください。

ボウルの音以外のノイズ(雑音)が気になるというときは、音量が大きすぎます。クリスタルボウルは大音量でメロディを聞かせる楽器ではありません。小さな小さな、細かな細かな世界の中にある美しさを大切にしている楽器です。

音量が小さければ小さいほど、ヒトは耳を澄まします。つまり、感覚が鋭敏になります。反対に音量が大きいと、ヒトは感覚を閉じていきます。閉じているところへゴンゴンガーン!と音をブチ込むよりも、鋭敏になっているところへやさしく届けるのを私は好みます(好みの問題なので、ゴンゴンガーン!という奏者の人格を否定するわけではありません)。

 

気がつけば季節は夏になりました。7月29日(土)に自由が丘でクリスタルボウル サウンド・バスイベントを開催します。7月中のイベントで残席があるのはこちらだけ。8月は夏なのでお休みさせていただきます。

無垢の木で作られた空間がとても心地よいスタジオなので、夏の午後をゆっくり過ごせると思います。どうぞお見逃しなく!チケットのご予約は下記のリンクから。

クリスタルボウル サウンド・バス – 無垢な木に囲まれた、透明な午後の時間 | Peatix

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