クリスタルボウルの音に包まれると、精神はとても深い世界へと誘われていきます。そこには大きな一体感や癒やし、気づきがありますが・・・時として「バックドラフト」という現象が起きることもあるので、ブログで紹介します。
バックドラフトとは
バックドラフトとは、本来は火災現場で起きる現象です。wikipediaから引用すると・・・
室内など密閉された空間で火災が生じ不完全燃焼によって火の勢いが衰え、可燃性の一酸化炭素ガスが溜まった状態の時に窓やドアを開くなどの行動をすると、熱された一酸化炭素に急速に酸素が取り込まれて結びつき、二酸化炭素への化学反応が急激に進み爆発を引き起こす。
燃え尽きていたかな・・・というところへ、いきなりドアが開いて空気が入ったために、またゴゴー!と燃え盛ってしまうことです。
マインドフルネスなど精神の世界では、バックドラフトを「忘れていた記憶・感覚が蘇ってくることによる気持ちの混乱」というような意味で使っています。
クリスタルボウルの音に包まれて意識が深くなることで・・・
ふと、忘れていた記憶・感覚が蘇ってしまい、気持ちが混乱することがあるかもしれません。
バックドラフトが起きたらどうすればよい?
もし、そういった気持ちの混乱が起きたときには「この感情はバックドラフトである」と認識することが大切です。
「え? 私はどうなっちゃったの?」というように混乱するのではなく、「あー、そういえばそうだったねー。忘れてたワー」というように、いま自分に起きているのはバックドラフトであると客観的に捕らえてみましょう。
そして、クリスタルボウルの穏やかな音に耳を澄ませたり、スージングタッチを使ったりして、自分を静かになだめていきましょう。
お皿を洗ったり、お風呂を掃除したり、自転車で近所を走ったり、何か別の行動をするのもよいでしょう。パワーストーンを握ったり、眉間に置いて呼吸に意識を向けるのも落ち着きます。
静かにゆっくりご飯を食べるのもよいです。冬の私はコレ↓がお気に入りです。
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繰り返しとなりますが、とにかく大切なのは「この気持ちはバックドラフトである」と認識することです。
混乱することなく、客観的にその感情を眺めることができれば、少しずつその感情は遠のいていきます(主観から客観へと手放していきましょう)。
奏者は何に気をつけるべき?
まず、「クリスタルボウルはすべての場面において癒しを作るものではない」と認識すること。演奏の方法次第では、相手の精神を破壊することもできます。
そして、安全な体験にできるように演奏技術・演奏理論を高めること。ボウルのハーモニーにもこだわりたいです。
演奏中は常に聴者の状態を観察し、意識の主体はあくまで聴者の側に置いておくようにしましょう(奏者が我を忘れて自由奔放な演奏をするのはヒーリングでもなんでもなく、ただの身勝手な行為です)。
私も修行を続けていきます。