人間の身体に7つあるとされる「チャクラ」というエネルギースポット。 7つのチャクラはさまざまなエネルギーの性質を持っており、ココロとカラダのバランスに関連しているとされています。
そして、水晶から作られたヒーリング楽器「クリスタルボウル」の音は人体に7つあるとされるエネルギースポット「チャクラ」の活性化に役立つという考え方があるのでブログで紹介します。
チャクラについて
最初に各チャクラの名前と役割を紹介します。それぞれのチャクラには「色」もあるとされているので、イメージするときは色も一緒に思い描いてみましょう。
第一チャクラ Root Chakra
ルートチャクラ・ムーラダーラチャクラ
対応する色:レッド
位置:会陰(男性は陰嚢と肛門の間、女性は膣と肛門の間)
キーワード:生命力、生存欲求、情熱、地に足をつける
- 活力が沸かず、やる気が出ないとき
- 毎日が空虚に過ぎていくとき
- 足腰や体幹に不安があるとき
第二チャクラ Sacral Chakra
セイクラルチャクラ・スワディシュターナチャクラ
対応する色:オレンジ
位置:丹田(へその下10cmあたり)
キーワード:欲求、性衝動、情緒のバランス、相手を尊重する
- ホルモンバランスに不安があるとき
- 物質的な欲求が高まっているとき。
- セクシュアルな魅力を開花させたいとき
第三チャクラ Solar Plexus Chakra
ソーラープレクサスチャクラ・マニプーラチャクラ
色:イエロー
位置:みぞおちとヘソの間
キーワード:個性と自信、知性、論理性、自分を尊重する
- 自信が持てず、不安なとき
- 意思が弱いと感じているとき
- 消化器系の機能が弱っているとき
第四チャクラ Heart Chakra
ハートチャクラ・アナハタチャクラ
色:グリーン
位置:胸部の中心
キーワード:喜怒哀楽、希望、慈愛
- 怒り、憎しみ、孤立感を感じているとき
- 誰かを素直に愛すること、愛されることが苦手なとき
- よりポジティブに日々を過ごしたいとき
第五チャクラThroat Chakra
スロートチャクラ・ヴィシュッダチャクラ
色:ブルー、ターコイズブルー
位置:喉仏の下
キーワード:自己表現、創造性、コミュニケーション
- 自己表現がうまくできないとき
- 誰かとのコミュニケーションに問題があるとき
- ひきこもりがちなとき
第六チャクラ Third Eye Chakra
サードアイチャクラ・アジナチャクラ
色:ロイヤルブルー
位置:眉間の上
キーワード:内的ヴィジョン、直感、知恵
- 将来に対して不安があるとき
- 直感を効かせたいとき
- 思考に鋭さを取り戻したいとき
第七チャクラ Crown Chakra
クラウンチャクラ・サハスラーラチャクラ
色:バイオレット、ホワイト、ゴールド
位置:頭頂部(百会)
キーワード:霊性、直感、超感覚、無欲
- より高いイマジネーションを得たいとき
- 絶対的な心の平穏を得たいとき
- 過去や未来に思いを馳せたいとき
クリスタルボウルはチャクラの活性化に役立つ?
「クリスタルボウルはチャクラの活性化に役立つ?」というご質問については「YES」という答えになります。クリスタルボウルの響きの中でチャクラをイメージすることで、確かに活性化・リバランスに役立てることができるでしょう。
そして、そのアプローチ方法は「クリスタルボウルの種類」によって異なっています。
※クリスタルボウルの種類についてはこちらのYouTubeも参考にしていただければ幸いです
フロストボウルでのチャクラ調整方法
元祖・クリスタルボウルである白くて重たいフロストボウル。
フロストボウルは「ドレミファソラシ」の各音階が人体の7つのチャクラにそれぞれ対応しているというアプローチを行っています。ドは1番目のチャクラ、レは2番目のチャクラ、ミは3番目のチャクラで…チャクラに合わせた音階を鳴らしていくというものです。
私も「クリスタルボウルの音階は7つのチャクラに対応している」という考え方を取り入れたYouTube動画を全チャクラ分作成しています↓
※この動画はフロストボウルではなくクリアーライトボウル・アルケミーボウルを使用しています
フロストボウルを使っているなら、ドレミファソラシの7つの音階を揃えて演奏するのがよいでしょう。
クリアーライトボウル・アルケミーボウルでのチャクラ調整方法
フロストボウルの後に登場したのが、薄くて軽いクリアーライトボウルと、クリアーライトボウルに水晶以外の鉱石をMIXしたアルケミーボウル。
クリアーライトボウル・アルケミーボウルはフロストボウルの数倍の残響を持っており、フロストボウルだと「こーん」という響きだったところが、クリアーライトボウル・アルケミーボウルだと「こーーーーーん………」とすごく長い響くようになりました。
長い残響を活かしてやさしくゆったりと演奏をすることができるようになった反面、よくも悪くも「音が重なる」ために、クリスタルボウルの音階・ピッチを適切に選ばないと気持ちの悪い「不協和音」を作り出してしまうようになりました。ボウルの選び方がとても難しくなったのです。
そのため、フロストボウルのようにドレミ順にひとつずつ鳴らしてチャクラを調整しようとすると、たくさんの音が混ざった気持ちの悪い不協和音を作ってしまいます。
フロストボウルはよくも悪くも「音が重ならない」ために「7つの音=7つのチャクラ」として、ドレミファソラシの7つのボウルを鳴らすことができていたけど、クリアーライトボウル・アルケミーボウルだとドレミファソラシの7つのボウルを鳴らすと、たくさんの音が混ざった気持ちの悪い不協和音を作ってしまうわけですね。
不協和音の中では心地よいヒーリングを感じることができません。
そのため、クリアーライトボウル・アルケミーボウルでは「各音階=各チャクラ」ではなく、全体のハーモニーを大切にしながら低い音の響きは下の方のチャクラ、真ん中の響きは真ん中あたりのチャクラ、高い音の響きは高い方のチャクラというような、より緩やかなアプローチを行っています。
アメリカの大手クリスタルボウルメーカーの「クリスタルトーンズ社」もフロステッドボウルの内側には「音階とチャクラの名前」を書いていますが…(この画像のボウルは「HEART」がハートチャクラ・4番目のチャクラを示しています)。
アルケミーボウルにはチャクラの名前を書かなくなりました。
「クリアーライトボウル・アルケミーボウルを使って2番目のチャクラを活性化させたい」というときは(持っているボウルの中から)低めの音を鳴らしつつ、2番目のチャクラをイメージしてもらうことで2番目のチャクラにアプローチをしています。
クリスタルボウルとチャクラの関係のまとめ
フロストボウルの時代は「各音階=チャクラ」という考え方でした。
クリアーライトボウル・アルケミーボウルは「ハーモニーを大切にしながら、低い音は下の方のチャクラ、高い音は高い方のチャクラ」という考え方に変化しました。
「7つの音がないと7つのチャクラのバランスが取れませんか?」というご質問をいただいたなら、フロストボウルの場合は「それぞれのチャクラに対応する音階がないとバランスは取れないかもですね…」という答えになり、クリアーライトボウル・アルケミーボウルであれば「7つあったら逆に不協和音になるかもなので、キレイなハーモニーができる組み合わせで低い音から高い音まで幅広く3つか4つのボウルがあるとよいです。その中でイメージを拡げてみましょう」という答えになります。
でも、なにより大切なのはあなた自身の内なる感覚・内なる声に耳を傾けること。あなたが「この音はハートチャクラに響くわぁ…」と感じたなら、それを大切にすべきです。
NYのサウンド・バスアーティスト Sara Austerさんの著書「SOUND BATH」の中でもチャクラについて触れられていました。
以下、一部を翻訳(意訳)して引用すると…
チャクラという考え方はクリスタルボウルで使われるドレミファソラシの音(西洋の平均律・Cメジャー)が作られるよりずっと前から存在しています。そのため、古代のヨギーが「喉のチャクラを整えよう」という目的で(喉のチャクラに対応しているという)ソ(G)の音を歌ったり演奏したりしていたとは考えにくいです(だってそのころソ(G)という音階の規定はなかったもん)。
もちろん、これは「その音がチャクラの活性化の役に立たない」という意味ではありません。すべての結果は奏者と聴者の意識・意思によります。他の多くの音の組み合わせであってもうまく機能する可能性があります。
引用終わり。
あなた自身の感覚を誰かと共有して喜んでもらえたなら、とっても誇らしいことだと思います。
それではまた、どこかの空の下で。