賑やかな場所でクリスタルボウルを演奏するときのコツ

昨日は東京都主催エモーション・クロッシング展」でサウンド・バスのナイトサウンドメディテーションプログラムを実施させていただきました。

遅い時間にも関わらず、たくさんのご参加ありがとうございました!また12月にもあるかもです。

さてさて、私はふだん東京・浅草橋の「studio PLAYA」という自主スタジオでイベントを行っていますが、今回のようなアートイベント等にお呼ばれして演奏する際、ちょっと演奏の内容を変えていますのでご紹介します。

賑やかな場所は「叩く」のを増やして

サウンド・バス向きのスタジオではなく、「イベント in イベント」のように別のイベント内やマルシェ等だと、どうしても周囲からガヤガヤとした音が聞こえてくるものです。「エモーション・クロッシング展」が行われているSusHi Tech spaceなんてものすごく広い空間です。

そういった空間では低音ボウルをぶいーんとこすって鳴らしていても音が聞こえづらいです。低音ボウルは静かな空間・寝転がった状態だからこそしっかり感じられるわけですね。

低音ではなく、高音ボウルをメリハリよく・手首のスナップを使って倍音を強めながら鳴らすことを意識しています。

高音の響きはガヤガヤとした空間でもしっかり相手に届きます。「キレイな音だな」と感じてもらえることでディープ・リスニングの効果を導き出しています。

また、昨日は演奏の持ち時間が30分、座った状態で聴いていただく形でした。

ゆったりすぎる演奏だと、座ってウトウトしたまま終わってしまうかもしれません。体感として中途半端ですよね。メリハリのある響きを作って、「音が体に入ってくる!」という感覚を(眠りに落とすのではなく)感じてもらえることを意識しました。

お楽しみいただけていれば幸いです。

 

・・・さまざまなノウハウや演奏技術、演奏理論、奏者の心構えを共有できるようにクリスタルボウルの各種レッスンも実施しています。音の世界を楽しんでいきましょう!

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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