4月20日に札幌で久しぶりのサウンド・バスイベントを実施しました。ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました! また続けていきます。
今回は約1週間の札幌滞在でした。特に観光はせずにホテルの部屋やレンタルオフィスを使ってデスクワークを進める地味な日々だったのですが…サウナに入りまくることができました(札幌はサウナが多い!)。
私はサウナや温泉が好きなので全国各地の温浴施設を訪問しています。温浴施設ってお風呂場の状態はもちろんですが、脱衣所の快適さも満足度に大きな影響を与えますよね。
脱衣所の床がビショビショだったり、アメニティが何もなかったり、ドライヤーが音だけ大きくて風量ゼロだったりすると、お風呂がいくら心地よくてもちょっと残念に思えてしまいます。
脱衣所はデフォルトワールドとは違う世界へ踏み入れるための準備を行う神聖な場所であり、またそこから現実の世界へ戻るための休息の場であるべき。
サウンド・バスも同じで、演奏の前後には気持ちを切り替えるための「静寂」を挟むべきです。「はいはーい!いまから始めます!」といきなり演奏が始まったり、音が聞こえなくなった直後に「それでは起き上がってください」と言われるのは、着衣のままお風呂場に入れられたり、ドライヤーも使えずに外へ出されるようなもの。
日常の生活の中で「これは心地よいなー」とか、反対に「もっとこうしてくれたらいいのになー」というものがあれば、サウンド・バスの演奏にもフィードバックできると思います。ボウルを増やすことやレッスンを受けることより、心地よい体験をたくさんすることの方がよい演奏につながる気もします。