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サウンド・バスについての新刊を発売しました

クリスタルボウルを用いた「サウンド・バス」の演奏メソッドについて解説した書籍、

「なんとなくの演奏」から抜け出すための クリスタルボウル サウンド・バス メソッド ワークブック

をアマゾンにて販売開始しました。

この本は「サウンド・バス」のコンセプトに基づいて、私・Magali Luhan が大切にしているメソッドを体系立ててまとめたワークブックです。

サウンド・バスで大切なのは、ただ音を鳴らすことではありません。参加者さんの心身がどのように変化していくのか、その流れを空間全体で作っていく「場を設計する」ことです。

本書では、そのために必要な「理論」「技術」「感性」の3つを順番に学んでいきます。

この本が完成するまで約3年かかりました。

なぜ、そんなに時間がかかったのか。

それは「言葉になりにくい感覚」をできるだけ明確な言葉にする難しさがあったからです。

サウンド・バスは言葉で説明しきれるものではありません。

横になり、音を浴びるように聴いていると、音は耳だけでなく、身体全体に響いていきます。

そして、少しずつ思考が静まり、呼吸が深まり、同時に意識が拡がり、自分の内側に広い空間が生まれていく…。

そういう体験は、本来とても感覚的なものです。

でも、感覚的なものだからこそ、言葉にすることが大切だと思っています。

なぜなら、どれほど深い体験であっても、それが言葉にならなければ、人に伝わりにくいからです。

歴史を見ても、深い教えや体験は、ひとりの存在だけで広がったわけではありません。

そこには、それを聞き、記憶し、語り直し、書き残し、伝えていった人たちがいました。

「体験は、言葉にされ、分かち合われ、受け継がれることで、個人の出来事から文化になる」

というのは、私がずっと意識してきていることです。

私は、サウンド・バスが一時的な流行ではなく、これからの時代に必要な文化のひとつになっていく可能性があると思っています。

忙しさの中で、自分の内側の静けさを忘れてしまう人が増えています。
情報が多すぎて、心も身体も休まらない人が増えています。

そんな時代に、ただ横になり、音に包まれ、何もしない時間を持つこと。
それはとてもシンプルですが、深い意味のある体験です。

だからこそ、その体験を支える演奏者が増えて欲しい。

ただ音を鳴らすだけではなく、参加者さんのために場を設計し、音と静寂を扱い、ひとつの時間を丁寧につくる演奏者が増えてほしい。

この本は、そのための一冊です。

サウンド・バスは、言葉を超えた体験です。
けれど、言葉を超えた体験を届けるためにも、やはり言葉が必要です。

体験は、言葉になったとき、文化へと歩きはじめる。

この本が、クリスタルボウルを演奏する方、サウンド・バスを届けたい方にとって、その一歩になれば嬉しく思います。

「心の中に空間を見つける体験」をコンセプトに、緩急静寂取り混ぜた七色変化の倍音サウンドを操るサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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