アルケミー・クリスタルボウル奏者の牧野持侑(まきのじゅん)さんが運営する、熱海「くりすたり庵」。秋晴れが心地よいこの季節、牧野さんご本人による「振動性音響アルファ・ヒーリング」を受けてきました!
くりすたり庵
牧野さんはクリスタルボウルの音を収録したCDを数多くリリースされています。私もずいぶんと影響を受け、特に「睡眠浴~倍音浴2」は毎晩のように聞いていました。
牧野さんのCDは録音の品質が世界最高レベルに高いです。さらに、「スーパーオーディオCD」という、一般のCDより高音質な音も収録されているこだわりぶり。
「クリスタルボウルのCDでオススメは?」と聞かれたら、私は迷うことなく牧野さんのCDを紹介します。壮大な世界観なら、クリスタルボウル サウンド・バスの開祖であるアワホシのCDもオススメです。
最近はすっかり自分のイベントで忙しく、誰かの演奏を聞くのは久しぶりのこと。さらにマンツーマンという贅沢な体験です。
東京から熱海まで約2時間で到着しました。くりすたり庵は熱海駅から徒歩20分程度。季候もよいし、のんびりと歩くことにしました。
熱海に来たら必ず寄っている定食屋さん「まさる」でウニ丼を食べ、大きなスーパーのマックスバリューでソフトクリームを食べて準備万端(なぜか今日は食欲旺盛)。くりすたり庵はマックスバリューのすぐ近くにありました。
なお、くりすたり庵は入口がちょっと分かりにくいので、迷ったときはお電話がオススメです(笑)
くりすたり庵の中には・・・圧巻のアルケミーボウルたち!初めて見る形のボウルや、20インチを越えるような巨大なアルケミーボウルまであります。
牧野さんはボウルの下にOリングを置かず、ゴムの滑り止めマットのようなものを使っていました。なるほど、テーブルのように広い面積に置くときには便利ですね。メモメモ・・・。
振動性音響アルファ・ヒーリング
振動性音響アルファ・ヒーリングは、くりすたり庵の裏手を流れる川の音を聞きながら、施術ベッドに寝転がって受けます。
これが・・・もう完全に別次元の体験でした。
クリスタルピラミッドの高い音から始まって、少しずつ意識が上昇させられていき、大小さまざまなアルケミーボウルの音の波の中へ。
・・・クリスタルボウルには、大きく3つの世代があります。最初に産まれた「クラシックフロステッドボウル」という、分厚くて重たいボウルの場合は「ごーーん」という残響の短い音でした。
次に産まれたウルトラライトボウル/クリアーライトボウル(私が使っているボウル)は「こぉぉおおーーーん・・・」と、ものすごく長い残響(倍音)が続き、残響(倍音)の中にある美しさを表現できるようになりました。
牧野さんが奏でるアルケミーボウルは「ぉぉおおん・・・」という、残響(倍音)のみで構成されているような音世界。
こういった音だと、鳴らし方によってはすごく不快・不安な感じにもなるけれど、牧野さんの音はすべて理にかなった説得力があり、安心して聞いていられました。
身体のすぐ側でボウルを鳴らしているのに、とても優しく柔らかい音です。音量も大きいハズなのに、耳にうるさい感じがありません。
電気ストーブとオイルヒーターの違いみたいでした。電気ストーブって、「熱い場所」が分かりやすく存在して熱いけど、オイルヒーターは「熱い場所」が分からないのにまろやかに温かくなる。とてもまろやかに、全身が音に包まれていきます。
お腹の上に巨大なアルケミーボウルを乗せて振動を直接伝えたり、最後はソングポッドを鳴らしたり、足にこすりつけたり・・・
あっという間の60分でした。しっかりと身体の隅々まで振動が届いてるのが実感できました。
私はアルケミーボウルの音がいまひとつ苦手でした。なんとなく「固い」イメージだったし、ワンワンと鳴りすぎているようにも感じていました。
そんなこともあって、自分ではウルトラライトボウル/クリアーライトボウルという、第二世代のボウルにこだわった演奏を続けていましたが、牧野さんのアルケミーボウルの使い方は他の人のそれとはまったく違い、初めてアルケミーボウルのよさが分かったように思えます。
すっっっっごく面白かったです。超オススメです。特に、アルケミーボウルを使っている人は勉強になると思います。
やー、本当に楽しかったなー。私もマンツーマンでじっくりとした演奏をいろんな人に届けてみたいなー。クリスタルピラミッドも欲しいなー。やっぱり自分の「場所」を作りたいなー。
クリスタルボウルはまだ産まれたばかりの楽器です。なるべくアタマを柔らかく、たくさんの人の音に触れながら自分の腕を磨いていきたいと思います。
整ったところで、週末は大阪へ!
牧野さん、長い時間ありがとうございました。また行きます!