週末は東京・浅草橋のStudio SOUND8にて、クリスタルボウル サウンド・バスイベントと「クリスタルボウルに触れ合う会」を開催しました。たくさんのご来場ありがとうございました!久しぶりにヘトヘトになりました。
クリスタルボウルに触れ合う会では、さまざまな質問をいただきました。その中から「クリスタルボウルの騒音苦情」についてブログでご紹介します。
クリスタルボウルをマンションで鳴らして騒音は大丈夫?
クリスタルボウルを自宅で鳴らしてみたいけれど、マンションなのでご近所が心配・・・という方もおられると思います。
クリスタルボウルの音は横に拡がって「壁で反射」するため、窓さえ閉めていればまず騒音はまず心配ありません。私もこれまでにさまざまな場所で演奏を行ってきましたが、騒音苦情は一度もないです。
また、大前提としてクリスタルボウルは大きな音を出すための楽器ではありません。クリスタルボウル サウンド・バスの効果と音量は比例していません。
音量の目安は文章だと表しづらいですが、通常の話し声よりも大きな音は鳴らしすぎです。クリスタルボウルを鳴らしながら会話ができるくらいの音量を心がけましょう。
小さな音量で演奏すると、聴者は耳を澄まします。つまり、感覚が鋭敏になっていきます。クリスタルボウル サウンド・バスは「その人の中にあるもの」を引き出す行為であり、演奏者の神がかり的なパワーを渡す行為ではありません(私にそんなパワーはありません)。愛の告白を怒鳴り散らす人がいないように、大切なものは繊細な世界に存在しています。
大きな音は聴者の感覚を塞いでしまうばかりか、ボウル自身にもダメージを与えてしまい、破損させる恐れがあります。
マレットをグーで握ってゴンガンゴンガン叩きまくるような演奏方法ではなく、腕の力をしっかり抜いてマレットを「つまみ」、撫でるように・触れるように鳴らしていきます。力はほとんど必要ありませんし、スピードも必要ありません。私たちが行うのは癒しの行為です。
音量や演奏方法は「クラシックフロステッドボウル」という巨大で重たいボウルと、クリアーライトボウルやアルケミーボウルといった薄くて軽く小さなボウルでは大きく変わりました。
クラシックフロステッドボウルは音の響きがとても短いため、力強く叩いたり、叩いた直後にグワーンとこするような演奏方法でした。力強く演奏する分だけ、騒音苦情が心配されます。
クリアーライトボウルやアルケミーボウルの場合、撫でるように・触れるようにマレットを当てるだけでしっかりと音が響くため、演奏方法はとてもソフトになりました。
※クラシックフロステッドボウルはクラシックフロステッドボウルならではの魅力があるので、その存在を否定するものではありません。扱い方が違いますよ、ということです。クラシックフロステッドボウル気分でクリアーライトボウルやアルケミーボウルを鳴らすと確実に破損させてしまいます
というわけで・・・
クリスタルボウルをマンションで鳴らしても、騒音はまず大丈夫です。
部屋の中で会話をしていて騒音苦情が来ないのであれば、クリスタルボウルを鳴らしても問題ありません。
大切なのは、クリスタルボウル サウンド・バスは「その人の中にあるもの」を引き出す行為であり、私たちが行うのは癒しの行為であるという認識です。しっかりと力を抜いて、繊細な世界を作り上げてみましょう。