クリスタルボウルイベントを行っている人と深い話をしていると「お客さんのイビキってどうしてますか?」という話題になることがあります。そう、寝転がった姿勢でボウルの音を聞いていると、ウトウトと眠ったような感じになり、自然とイビキが出てくる方もおられます。
イビキは悪いものではない
イビキそのものは、かいている本人の不快を表す反応でもないし、大急ぎで心配するものではないでしょう。しかし、まわりの別のお客さんが不快に感じてしまっては申し訳ないことになります。
イビキを予防するための方法を考えてみました。
空間を広く保つ
マグロ市場のように密着させてお客さんを寝転がらせていると、ささいな寝息でさえ気になってしまいます。寝返りが打てない状態も身体に負担です。「ひとり一畳」くらいの空間に保ってみましょう。
※反対に、ものすごくギュウギュウ詰めにして緊張させることでイビキを予防するという方法もありますが・・・リラックスの点では好ましくないでしょう。
湿度を保つ
空気の乾燥は呼吸器へ悪影響です。加湿器を使って適度な湿度を保ちましょう。ただ、加湿器の備え付けられたヨガスタジオは数が少ないです。加湿器はメンテナンスが面倒だし、運動(ヨガ)中にはあまり必要ないのが理由かもです。
お茶を出す
加湿器を使うのが困難であれば、演奏前にお茶を振る舞ってノドを潤しましょう。トイレが近くなるのが難点ですね。
日本橋Studio SHANTI201のイベントでは、クリスタルボウル サウンド・バス用にオリジナルブレンドしたハーブティをお出ししています。ほかの会場でも、お土産として同じハーブティをご用意しています。
高すぎるマクラを控える
寝転がってもらうときにクッションをマクラの代わりにすると、ふだんより高い位置に頭が来ることがあります。呼吸器を圧迫してしまうので、高すぎると思ったら提供を控えてもよいかもです。
うつ伏せを提案する
うつ伏せで寝ていたらイビキはかきません。クリスタルボウルの音は仰向け・うつ伏せどちらでも変わらず体験できます。イビキが心配な人はうつ伏せで寝てもらうように案内してもよいでしょう。
ツンツンする
イビキをかいている人は優しく指先でツンツン突いてあげると、ふと気づきます。「気になるときはお互いにツンツンしましょう」とアナウンスしてもよいかもです。
最後に
クリスタルボウル サウンド・バスは「寝転がって音を聞く」という、他ではない体験です。そのため、いままでには考えもしなかった課題も出てきます。
ひとつずつ考えて、新しい体験をもっともっと拡げていきましょう!
おまけ:どうして寝転がるの?
どうして寝転がるの?について、簡単におまけです。
寝転がることで、全身の隅々まで音を浴びせることができ、深い呼吸とリラックスにもつながります。さらに「床面」というのは床に置いたボウルの音の周波数をもっともバランスよく届けるので、室内のどこにいても音に偏りがありません。座った状態だと、聞いている場所(位置)によって音の聞こえ方が変化してしまうことがあります。
来年もゴロゴロしましょう。