養護学校の生徒さんたちへクリスタルボウルの演奏を届けました

先日、養護学校の生徒さんたちへクリスタルボウルの演奏を届ける機会をいただきました。四肢が不自由で、感情や意志を明確に伝えられない子たちです。

先生方には喜んでいただき、お褒めの言葉もいただけました。私自身、近年で一番よい演奏だったと思います(ハンパない集中力を使いました)。

でも、私の感情はグルグルグルグルしていました。

あの子たちに、本当に喜んでもらえたの? オトナの押し付けで、自己満足しているだけじゃないの?

私の感情はグルグルグルグルしていました。

そして、ふたつのことを決めました。

ひとつめ。

私はもっともっと演奏の腕を磨き、クリスタルボウル サウンド・バスの地位を高めていきます。だって、あの子たちにしたって、私みたいな兄ちゃんがポンポコ楽器を演奏するより、AKBの女の子が歌ってくれた方がよっぽど嬉しいと思うのです。「B級芸人が来てやっすい芸を見せてくれた」という思い出ではなく、「あのときの人、すごくがんばってるよね!」という思い出にできるように、私自身がもっともっと努力をしていきます。

ふたつめ。

これからも、支援学級・支援学校や養護学校の生徒さんたち(もちろんオトナも)から要望をいただけたら、全力で演奏を届けます(要望をもらわない押し売りはしません)。私の感情がグルグルグルグルしてしまったのは、私にとってそれが非日常の体験であり、彼らの感情を読み取るスキルを持っていなかったから。しかし、支援学級・支援学校や養護学校の生徒さんたちというのは非日常の存在ではありません。私と何も変わらない、同じ社会の一員です。それならば、「あ、どーもどーも。今日は何かご機嫌いいみたいだね」くらいの関係になれるよう、これからも演奏を続けます。

というわけで、全国の支援学級・支援学校や養護学校の関係者の方々、ご興味ありましたらお気軽にお問い合わせください。料金は高くないです。お金を持ってそうなところからはいっぱいもらいます(ブラックジャック方式)。

 

私は神社や仏閣でクリスタルボウルの「奉納演奏」はしません。なぜなら、姿も見えない・手もつなげないような神様を喜ばせる時間があれば、私の近くにいる・遠くにいる、誰かを・あなたを・あなたの大切な人を喜ばせたいから。そのために私は技術を磨く。そのために私はボウルを運ぶ。そのために私は言葉を紡ぐ。そのために私は。そのために私は。そのために私は。

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