クリスタルボウルを演奏できるまでにかかった時間

ずいぶん昔、とある企業の社長さんからこんなことを言われました。

「クリスタルボウルっての、フランチャイズで展開したいんだけど演奏者ひとり育てるまでどのくらい時間かかるの?」

・・・はい。もちろん、企業人としての考え方としては正しいです。そして私も正直に答えました。

「3年くらいかかって、ようやく納得がいくようになりました」

・・・はい。ここで会話終了です。相手が期待していたのは「ウソでもいいから鳴らせるようになって、適当な肩書きと免許を作って全国展開!」だったのだと思います。

私はクリスタルボウルを誰かから直接習ったことはありません。出会いのきっかけを作ってくれた演奏者の方はいますが、その人に「自分もやりたいんで教えて下さい」なんて、烏滸がましくてとても言えませんでした。すべて独学です。

最初はまったく納得がいきませんでした。

クリスタルボウルと名前が付くCDはすべて聞きまくり、世界中の宗教音楽を聞きまくり、音の重ね方や余韻を研究しました。たくさんの楽しいことや心地よいことを体験し、その感覚を音として出すにはどうしたらよいかを考え続けました。

3年くらいかかって、ようやく納得がいくようになりました。

【関連】クリスタルボウルの演奏方法の学び方

なんでもすぐに調べたり分かったりする時代です。ひとつくらい、そんな存在があってもよいと思います。

フランチャイズで展開するのは難しいと思いますが、自分らしさを追究してみましょう。習ってみたいという方おりましたら、ご相談くださいな。

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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