「マインドフルネスの技法だけを実践すると、より攻撃的な性格になることもある」という論文が界隈で話題を呼んでいます。
【外部サイト】マインドフルネスは有害な行動にむすびつくか?――マインドフルネスと能動的攻撃の関連に対する危害/ケアの調整効果
テロリストとか、暗殺者もマインドフルネスの技法で精神を落ち着けられるし、倫理的なフォローがないままにマインドフルネスの技法だけを行うのは危険だよね、と。まぁ、そりゃそうですよね。精神を解放させたとき、指標がなければヘンなところに行っても不思議ではありません。
もちろん、この研究を持って「マインドフルネス体験なんて胡散臭い!危険だ!」と決めつけるのは早急すぎます。その技法を使ってどんな未来を模索するか、です。
クリスタルボウルに関わる私たちも、しっかり自覚したい要素ですよね。精神を解放させたあまりに、社会的な生活ができなくなったり、家庭が崩壊してしまったら本末転倒です。
また、面白い検証ではあるのだけど、サンプル(検証に参加した人)の平均年齢が18.92±2.85歳なので、未成年者も多く、落ち着いたオトナとは倫理観がちょっと違うこともあるのかもしれません。もう20歳くらい年上で検証すると、また違った結果になっていたかもしれません。
ただ、これは日本の論文の「あるある」として、日本って研究にそんなにお金をかけられないし、大学の学生をサンプルにしがちなんですよね・・・学生さんなら無料なので・・・。
クリスタルボウルの効果もこういう研究をしてみたいですよね。私ひとりが数人を相手に実験しても価値のある検証結果と言うことはできないので、きちんと複数の奏者で、被験者(聴者)も数百人、数千人規模で。どこかの誰かが協力していただければ本当に嬉しいです(ウチはそんなにお金がないのです)。
春です! クリスタルボウルの技法を使って、どんな未来を模索してみましょうか。どんどん楽しいことをやっていきましょう!