昨日はクリスタルボウルを始めてみたい方への「ファーストステップレッスン」でした。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
レッスンの質疑応答タイムでこんな質問をいただきました。
「演奏をしているとき、その場にいる人の波長によって音は変わりますか?」
それでは、私の考えをブログでも紹介します。
クリスタルボウルは参加者の波長によって音が変わる?
答えから書くと「音が変わる」というより、「音を変えている」です。自然と音が変わるのではなく、意図的に奏者が音を変えています。
たとえば、落ち着いていない感じであれば低い音をじっくり鳴らして意識を鎮めていきますし、グースカと眠りに入り過ぎそうな人がいたらテーブルチャイムなどの高音を混ぜて意識を刺激しています。
「ボウルが持つ音色そのものが変化する」ということはありえません。
「今日は音が違った」と感じられるときは、音が変わったのではなく、「聴いている人の感性が変わった」ということです。恋愛ソングも自分のメンタルによって感じ方が変わりますよね。
クリスタルボウルがスゴイのではありません。奏者がスゴイわけでもありません。音を聴いている皆さんの中にさまざまな可能性があるのです。
皆さんの波長を整えておくことが大切
イベントを実施する際は、できるだけ波長を整えておくことが大切です。
クリスタルボウルっていろいろな可能性、活用ができます。
私は「ディープリラクゼーション」とか「深い瞑想体験」とか「セルフコンパッション」みたいなキーワードでイベントの告知をしていますが、別の奏者さんだと「出会いを引き寄せる」とか「オーラを整える」というキーワードを使っていることもあります。
もちろん、どちらが正しくて・どちらが間違っているではなく、いろいろできるのが音の世界です。
ただ、そういう「奏者の思い」や「奏者の考え方」をしっかり出せていないと、「ゆったりとした瞑想イベントをやろう」と思っていたところに「運命の人にいますぐ出会いたい!」とか「金運を爆上げしたい!」とか、いろいろな思いの方が集まるかもしれません。
それだと、会場内の波長はデコボコですよね。
「場違いなところに来ちゃったな…」という気まずい印象にならないように、奏者の思いをしっかり伝えておくことです。
「クリスタルボウルの演奏会をやります」だけではなく、どんな思いで演奏会を企画して、どんな体験をして欲しいと願っているか…を言語化しておきましょう。
そうすれば、自然と似た波長の方が集まり、安定して心地よい体験を作り出せるはずです。
というわけで…
「演奏をしているとき、その場にいる人の波長によって音は変わりますか?」
については
- ボウルが持つ音色そのものは変わりませんが、その場の波長を感じながら演奏方法を変えています
- その場の波長によって「音の感じ方」は変わります。似た波長の人が集まれば心地よい体験になりやすいので「奏者の思い」をしっかり伝えておくことが大切です
というのが、私の考えです。
音の世界を楽しんでいきましょう!