クリスタルボウルを安全に収納・運搬したいときは専用の「クリスタルボウル ケース」を使うのがオススメです。
さまざまなクリスタルボウルケースがありますのでブログでも紹介します。
いろいろ学んでみたい方は各種講座をご検討ください。クリスタルボウルについての書籍も販売しています。
目次
クリスタルボウルのケースの必要性について
水晶から作られたクリスタルボウルは大きな力が外部から加わると破損の恐れがあります。少しでも傷ついてしまうと正常な音が鳴らなくなり、基本的に修理はできません。
割れたりヒビが入ってしまったボウルは再度溶融して製造し直すことになるため、音が変化したり、新品を購入するのと変わらないコストがかかります。修理というより「作り直し」ですね。
丁寧に扱っていれば壊れやすいというものではありません。私は10年以上使い続けているボウルもあります
クリスタルボウルをいつも床に置いたままだと、うっかり足を引っ掛けたり、スマホを落下させてしまうかもしれません。演奏していないときにはクリスタルボウルのケースに入れておくのが安全です。
ケースに入れる際、サイズ違いのクリスタルボウルはお茶碗を重ねるように「入れ子」にすることができます。
これは私が使用しているボウルたち。薄くて軽いクリアーライトボウル・アルケミーボウルという種類のボウルです。
右側から12インチ、10インチ、9インチ、8インチ、7インチ、6インチ、5インチとサイズ違いにしているので、すべて(合計7つ)を重ねてひとつのケースに入れることができ、全国に持ち運んで演奏活動を行っています。
※分厚くて重たいフロストボウルを持ち歩くのは現実的ではありません
クリスタルボウルのケースがあれば安全に収納・運搬することができます。それでは、さまざまなケースを紹介します。
ナイロンケース
もっとも広く使われているのがナイロン製のクリスタルボウル ケースです。側面にあるポケットにマレットを差し込めるようになっているものが多いです。
内側はポリプロピレンなどの少し硬めのクッションが入っています。
ナイロンケースは軽量で扱いやすいです。多少の雨でも問題ありません。
こちらのケースはクリスタルボウル サウンド・バスSHOPで販売しています。
シルクケース
アルケミーボウルで有名な「クリスタルトーンズ社」が販売している布(シルク)製のクリスタルボウル ケース。
華やかな見た目で軽量ですが、「綿(わた)」のようなもので保護されているために、強度ではナイロンケースより劣ります。ケースそのものがふにゃふにゃしている感じです。
持ち運びをせず、室内での保管用に向いているケースと言えるでしょう。
ハードケース
スーツケースのような外装のクリスタルボウル ハードケース。
外部からの衝撃に強く、キャスターが付いているものならそのままゴロゴロと移動させることができます。
どうしてもケースそのものが大きく・重たくなるために持ち上げて運ぶことは少し困難になります。エレベーターのない駅やスタジオを利用するときには注意が必要です。
発泡スチロールケース
厳密にはケースではありませんが、オマケとして紹介します。
基本的にどこのメーカーもクリスタルボウルには「化粧箱」のような外箱は付けていません。カメラやパソコンを買ったときとはちょっと違う感じですね。安全に配送(または持ち帰り)できるように「発報スチロールの箱」にシンプルに入れられていることが多いです。
クリスタルボウルをこの箱に入れて、COSTCOやIKEAのショッパーのように巨大なトートバッグなどに入れて運べば専用のケースの代わりに使えます。
大きなトートバッグではなく、スーパーにある「買い物かご」を購入して持ち運んでおられる奏者さんもいます。
発泡スチロールケースは安価(無料)ですが、使い続けていると劣化してくること、フタが固定できるものではないためにひっくり返ったらボウルも転がり出てしまうことが難点です。
クリスタルボウルケースの使い方
クリスタルボウルはボウル同士がそのまま裸でぶつかり合うと大きなダメージになってしまいます。ケースに入れる前にひとつずつのボウルをビニール袋等で包み、直接は触れ合わないようにしておきます。
また、持ち運ぶ際はケースの中で重ねたボウル同士がゴツンゴツンとぶつからないことが大切です。お茶碗を買ったときのようなイメージで、スキマの部分には緩衝材を挟んでおきます。ケースの外部からのダメージだけでなく、内側の保護も忘れないようにしておきましょう。
薄くて軽いクリアーライトボウル・アルケミーボウル同士であれば、5つ、6つを重ねても(上に重ねられた)ボウルの重さで下にあるボウルが壊れてしまうことは(まず)ないと思います。私は最大7つを重ねて持ち運んでいます。
とはいえ、いくら薄くて軽いクリアーライトボウル・アルケミーボウルでも数が増えると「よいしょっ」という重さになります。安全に持ち上げられない数までは重ねないようにしましょう(駅の階段を上り下りするのが困難なほどは重ねない方がよいです)。
分厚くて重たいフロストボウルはそもそも持ち運びには適していません。クリアーライトボウル・アルケミーボウルの内側にフロストボウルを入れてしまうと重さで破損させて恐れがあります。音色的にもフロストボウルはクリアーライトボウル・アルケミーボウルと雰囲気が異なっているため併用は難しいです。
クリスタルボウルケースの持ち運び方
クリスタルボウルをケースに入れて持ち運ぶ際は、できるだけ抱えた状態・持ち上げた状態にしたいです。
タイヤの付いたキャリーに乗せることもできますが、地面からのガタガタとした振動には気をつけたいです。ケースに収めるひとつずつのボウルを丁寧に梱包して、どれだけ振動が来てもビクともしない状態にしておきましょう。また、キャリーごと転倒させないようにも気をつけたいです。
飛行機で運ぶ際はできるだけ「機内持ち込み手荷物」にしたいです。8インチまでの小さなケースであれば手荷物として持ち込める場合がほとんどだと思います(搭乗前に必ず利用航空会社のウェブサイト等で確認をしておきましょう)。機内持ち込み手荷物ではなく、「預け荷物」にするときはケースをそのまま預けるのは避けたいです。あらかじめダンボールの箱などにケースごと入れて、二重のガードにしてから預けるようにしたいです。
クリスタルボウル ケースでもっと活動の場を広げてみましょう
クリスタルボウルは電気やスピーカーを使う楽器ではないので、どこでも音を出すことができます。ケースを上手に使ってさまざまな場所に持ち運んで演奏をしてみましょう!
公園や海岸など一般の方もおられる場所での演奏は周囲への配慮をお忘れなく。音の世界を楽しんでいきましょう。