毎月開催している「ファーストステップレッスン」にて、「サウンド・バスとかサウンドメディテーションとかサウンドヒーリングって何が違うんですか?」というご質問をいただきました。
そうですよね!確かにややこしいですね。
サウンド・バスとは
「サウンド・バス」とはさまざまな楽器が生み出す響きに心身を委ね、やさしく耳を澄ませながら音を聴くことで深いリラクゼーションや瞑想的な意識にアプローチをする行為と、そのための音楽を指しています。
つまり、サウンド・バスとは「音によって意識を変える手法」のひとつです。「やり方」ですね。
「音によって意識を変える手法」には特定の周波数を使った「音叉ヒーリング」や、微妙に周波数の異なるふたつの音を同時に聴く「バイノーラルエフェクト」などさまざまなものがあります。これらはサウンド・バスの音とはちょっと異なるけど、心身へアプローチするという点では同じです。
サウンドメディテーションとは
「サウンドメディテーション」は「音を使った瞑想体験」です。
これは「音を聴く」だけのものもあれば、倍音声明やナーダブラーマ瞑想のように「自分で音を作り出す」ものも含まれています。暴走族が改造バイクでタコ踊りをしているのも、音によって変性意識状態を作り出しているという点ではサウンドメディテーションと呼べるかも…です。
サウンドヒーリングとは
「サウンドヒーリング」は「音を使った癒しの体験」です。
聴いていると癒されるわーというものですね。ジブリのオルゴールカバーなどはサウンド・バス的なアプローチではありませんが、癒されるという点ではサウンドヒーリングと呼べるでしょう。
まとめ
「サウンド・バスによるサウンドメディテーションです」とか「サウンド・バスによるサウンドヒーリングです」というのは語法として正しいけれど、
「サウンドメディテーションによるサウンド・バスです」とか「サウンドヒーリングによるサウンド・バスです」はちょっと間違っている感じです。
また、サウンド・バスはその体験をヒーリングや瞑想に「寄せる」ことができ、音以外の技法をMIXすることでより強く変化させられます。
私は「倍音声明」とか「ナーダブラーマ瞑想」という瞑想の技法をMIXすることが多いですが、ほかの方だとアロマとかヨガとかクリスタル(石)ヒーリングとかをMIXされて個性あるサウンド・バスイベントを実施されています。
「クリスタルボウルの演奏会です」「音浴会です」「サウンド・バスやります」だけに留まらず、
「今日はヒーリングを重視したサウンド・バスです」「来週は瞑想のためのサウンド・バスです」のように「目的」をしっかり設定して、その目的にちゃんとアプローチできればきっともっと喜んでもらえるイベントになると思います。
と、ここまで長らく書き連ねてきましたが…
サウンド・バスも「サウンド・バス体験をどうぞ」のような使い方をされることがあります(私も使ってます)。
これは「肉野菜炒め」みたいなものです。厳密には「肉と野菜を炒めました」という意味で料理の「味」を表す言葉ではないけれど、肉と野菜を炒めたらだいたいウマイのでメニュー名として成立しているわけですね。
「サウンド・バス」と聴いただけで何か心地よさそうに思ってもらえるよう、皆さん一緒にこの新しい世界を作り上げていきましょう!
サウンド・バスを体験してみませんか?
東京・浅草橋のサウンド・バススタジオ「studio PLAYA」ではサウンド・バスイベントを頻繁に開催しています。
イベントではおひとりずつのパーソナリティを尊重し、気軽に参加できることを心がけています。各自の自己紹介、コミュニティ作り、感想のシェアタイム、物品の販売・勧誘はありません。お気軽にご参加くださいませ。イベントのスケジュールは下記ページにて。