奏者さんのお悩み相談シリーズ。本日は「イビキとお腹の音」です。
イベントを始めたばかりの奏者さんから「イビキの大きな方がいてどうしてよいか分からなかったです」という相談を受けたことがあります。また、参加された方からは「お腹の音が鳴ってしまってスミマセン」と謝っていただいたこともありました。
本日のブログではクリスタルボウル サウンド・バス演奏中のイビキとお腹の音について書いてみます。
演奏中のイビキの音
まず、奏者が反省すべきはイビキの方です。
本来のサウンド・バスは「眠りと目覚めの中間の純粋状態」を目指すべきであり、最初から最後までずーっとイビキをかいて眠られているのであれば、それはただ演奏が退屈だったのかもしれません。「皆さん寝ていたからよいイベントだった」というのは眠りを目的としたオールナイトイベント以外では大きな間違いです。
イビキが聞こえそうなときは、高い音をきらびやかに混ぜて(クリスタルボウルであれば高い音のボウルをスナップ気味に叩いて)意識を少し「覚醒」の方へ向かわせましょう。かといって、 ずっとキンコンカンコンやり過ぎると意識が落ち着かないので相手の様子をしっかり観察しながら調整するのが大切です。サゲとアゲを上手に進行させましょう。
※もちろん、一瞬でもイビキが出たらダメというものではありません。ずっとその状態が続くのがNGです
もし、強烈なイビキの方がおられたらまわりの方が不安になるかもしれません。軽くトントンと肩を叩いて少し目覚めてもらったり、仰向けではなくうつ伏せに体勢を変えてもらいましょう(うつ伏せであればイビキはでません)。
演奏中のお腹の音
お腹の音は「腸蠕動(ちょうぜんどう)」と呼ばれ、腸が活発に動き出した証拠です。音に包まれることで交感神経(緊張・興奮状態を司る神経)よりも副交感神経(休息・リラックスを司る神経)が優位になり、腸が音を出して動くのです。
「腸活」という言葉ができて久しいですが、腸って私たちの意識や健康にも大きな関連があります。
お腹の音が聞こえてきたら、それはよい演奏・リラックスしてもらえる演奏ができている証拠とも言えます。
とはいえ、お腹が鳴っているご本人からするとちょっと恥ずかしいかもしれませんので、演奏前に「お腹が鳴ることもあるけどよい反応なので気にしないで」と伝えておくのが大切です。
まとめ
奏者にとって、イビキは演奏内容を気をつけるべき音、お腹は誇らしい音です。そして、どちらも参加者さんが恥ずかしく感じることがないように事前の配慮をしておきましょう。
皆さん一緒に新しい音の世界を楽しんでいきましょう。さまざまなレッスンを実施していますので、演奏に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
参加の皆様はイビキもお腹も気にせずお気軽にどうぞ。しっかりケアします!