メトロノームのシンクロ現象から学ぶ、私たちが意識すべきこと

たくさんのメトロノームを並べてバラバラに動かすと、次第にハリの動きがシンクロし、最後にはすべてのメトロノームが同じ動きになるという現象があります。

こちらのYouTube動画がすごく分かりやすいです。

すごい!シンクロしている!不思議!と驚かれるかもですが・・・勘の鋭い方ならお分かりかもですが・・・

メトロノームが置いてある場所は固定された床などではなく、ワイヤーで吊り下げられた板(軽いスチロール板?)の上です。

そのため、メトロノームの針の動きに合わせて土台の板もブランコのように左右に動いています。

土台が左右に動くことで、それぞれのメトロノームの針の動きにも力が作用し、その力に引っ張られて最後にはすべてのメトロノームが同じ動きになっていきます。船が揺れたらみんなが同じ方向に「おっとっと!」となるのと同じですね。

もし、メトロノームが固定された固い床の上に置いてあったり、デジタル製のものだったなら、このようなシンクロは絶対に起こりません。

さて、クリスタルボウルに関わる私たちが、この科学的な現象から学ぶべきことは、「世界はシンクロしている」や「相互に影響しあっている」というものだけではなく、「シンクロするには相応の準備と、導くための正しい力が必要」というところまで踏み込んだものにしたいです。

準備が整っていないとシンクロは起きません。何の準備もなく、なんでもかんでもシンクロしていたら、この世界にはとっくにどこかの独裁者に支配されているだろうし、準備はとても大切です。

正しい力というのは表現が少し難しいですが、クリスタルボウル・ヒーリングを受ける本人(上記の動画の場合は左右に動くメトロノームの針)が望む方向に適した力のこと。メトロノームは左右に動きたいのに、土台が上下にしか動かないのであれば、シンクロは起きません。

クリスタルボウルはとてもパワフルな楽器です。

音を鳴らす前に、セット(聞いてもらう人のココロの状態)とセッティング(演奏する場所の環境)が万全かをしっかり再確認しましょう。

ついさっきまで大騒ぎで盛り上がっていたところへ、「はーい!それではクリスタルボウルを鳴らしますのでー、皆さんお静かにー!コーン!」と鳴らすのと、じっくりプリローディング(事前の儀式的な準備)を行った後でそっと鳴らし始めるのでは、体験はまっっっったく異なります。

聞いてもらう人のココロの状態を感じ取ることなく、「私が癒すんだから!」という気持ちのみでゴンガングワングワン鳴らすのは、うまくハマれば心地よいかもだけど、ハマらなければ苦痛にしかなりません。

クリスタルボウル・ヒーリング、クリスタル・サウンドバスは何かを一方的に与える行為ではなく、この世界に存在するさまざまなエレメントを上手に操って、聴者の中にある要素をバランスよく引き出す行為だと私は考えています。

2月、3月のイベント予定も決まってきました。まだギリギリ募集できませんが、2月24日の昼間は京都、3月2日は名古屋でも開催を準備中です。

イベント日程

皆さんご一緒に、新しい世界を模索していきましょう!

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