何者でもなかったころの自分に戻れる時間を過ごしてきました

週末の土曜日は大阪、日曜日は広島で「ナーダブラーマ瞑想とクリスタルボウル」のイベントを開催しました。どちらも満員御礼、誠にありがとうございました。今後も続けていきます。

今回、お盆のタイミングで大阪・広島イベントを行ったのは・・・実は、私の地元である島根県への里帰りに合わせてという裏事情がありました(東京から大阪へ行って、翌日に大阪から広島へ、また翌日に広島から島根へ)。

クリアーライトボウルやアルケミーボウルは小型・軽量で手軽に持ち運べるから、ボウルとともに旅ができるのがよいですよね。島根では演奏の予定がなかったので、コインロッカーに預けていました。

そして、地元では「高校のころのクラス会」という珍しい集まりに出席し、当時の担任の先生とも再会し・・・

18歳という、「何者でもなかったころの自分」を思い出すことができました。

今日はそんなお話を。

実は「クラス会」というのに出席するのは高校を卒業してから初のことでした(おおものすごく昔だ)。

大学に入ってからは、お金がないから帰省しづらかったし(実家がある場所と高校がある場所がまた遠いという)、働き出してからもドタバタしてたし、帰省して思い出話に花を咲かせるより、夢を追いかけていたかったという理由もあり。

「何者かになりたかった」わけですね。「ただの学生です」じゃなくて、「こんなことやってます」とか、そういうの。

成長に伴って精神的・社会的な自立を目指すのは自然なことです(そうでないと、いつまでも親のスネをかじることなります)。

ある人は会社員になり、ある人は主婦になり母になり、ヨガやってますとかクリスタルボウル奏者ですとか、洋服を選んだり髪型を変えたり、SNSのアイコンを作ってみたり、さまざまなことで「自分」を確立していきます。

私も気がつけば「クリスタルボウル奏者」と名乗るようになり、出るとこ出たら「先生」と呼ばれるようになり・・・

クラス会のときは、久しぶりに呼び捨てにされました。うわっ、新鮮!という感じ。

よくも悪くも情報交換をしてこなかったから、同級生のみんなが何をやっているのか(何者なのか)も知らず、だけど同じ過去を過ごしてきた仲だから「知らない人だけど知っている」という関係性が、とても心地よかったのです。

「あるがままの自分」を認めてもらえたような感じですね。

もちろん、私は「クリスタルボウル奏者の自分」に不満や違和感はありません。でも、「クリスタルボウル奏者ではない自分」になったとき、どれだけの人が私に興味を持ってもらえるのか、さっぱり分かりません。

で、そういう不安って皆さん持ってますよね。

会社を辞めたら、主婦をやめたら、子育てが終わったら。誰にも言えない秘密を喋ったら、過去のことを伝えたら・・・。

で。

私は自分のクリスタルボウルイベントにおいて、お客さん同士の自己紹介とか、イベント後の感想シェアとかは基本的にやっていません。一泊二日のリトリートのときくらいは過ごす時間が長いから自己紹介をするけれど、それでも感想シェアはやってないですね。

その理由のひとつに・・・

「外向きの自分」から離れてもらいたいというのがあります。

音の波の中では誰もが「あるがまま」の状態で心身を委ねることができます。反対に「こうなってやろう」という意志があると、乗りにくくなるものです。委ねて、リラックスして、その状態からそれぞれに必要なものを見つけ出せるのが、クリスタルサウンド・ヒーリングの素晴らしさです。

というわけで・・・

なんかもう、自分であることに疲れたな・・・というときには、何者でもなかったころの友人たちと再会したり、クリスタルサウンド・ヒーリングを受けていただくと・・・また、リフレッシュできるかもしれません。

これからも休み休みがんばります!

Magali Luhan

水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」を使い、心地よい音色で心身に変化をもたらすサウンド・バス アーティスト。東京・浅草橋「studio PLAYA」運営、Crystal Sound Laboratory代表。

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