クリスタルボウルの参加料金やコラボ演奏の相場はいくら?

クリスタルボウルイベントの参加料金や、誰かとコラボしたときに受け取る報酬(ギャランティ)をいくらで設定すればよいか・・・というのは、なかなか難しいと思います。

今日はそんなお話を。

私の場合、自分だけが出演する自主開催のイベントは参加料金をおひとり4,000円程度にしています。60分の演奏、前後含めるとトータルで2時間くらいのプログラムです。

スピリチュアル・セッションやヒーリングトリートメントと思えば非常に安い金額ですが、クリスタルボウルは複数人で同時に体験できるものなので、ヨガレッスンやワークショップに近い価格帯にしています。

※マンツーマンで演奏するときはスピリチュアル・セッションの度合いが強くなるため、60分で1万5,000円としています

ここから会場代や交通費を支払うので、手元に残るのはざっくり半分くらいです。8人参加いただけたときは売上32,000円の半分の16,000円くらい、5人参加いただけたときは1万円くらいですね。

参加費4,000円は高いかなーと思うときもありますが、仮にこれを3,000円とか2,000円にしてしまうと、会場代などの支払いが難しくなってくる(=ショボい会場を使うことになる)ので、イベントのクオリティとのバランスを考慮して、この金額にしています。無償で楽しみたいときはYouTubeもありますし・・・。

 

ヨガの先生や瞑想の先生などから「コラボイベント」に誘われたときに受け取る報酬(ギャランティ)の設定は、相手の方との距離感(友人? 恩人? 知らない人?)や、相手の方の思い(営利目的? 福祉目的?)によって変わるので、なかなか難しいものがあります。

考えるべきポイントとして・・・

  1. そのイベントは有料? 無料?
  2. 会場の利用料金は誰が負担?
  3. 自分の力でどれくらいのお客さんが来そう?
  4. どのくらいの長さの演奏をしそう?
  5. どのくらい経費(交通費・宿泊費等)がかかりそう?

というようなことを踏まえて、金額を想像しています。

たとえば、参加費が5,000円のイベントだとしても、会場代は相手の方が支払い、来場されたお客さんのほぼすべてが相手の方の集客力によるもので、イベントは60分だけど演奏は最後の10分だけだったなら、「ギャラは売上の半分で」と言うのは図々しい感じがしますよね。

無償(ノーギャラ)での演奏も、相手との距離感・相手の思いによりけりです。

明らかに営利目的のイベントなのに「ノーギャラでお願いします」と言われるのは、ひょっとしたら「いいように使われている」だけかもしれません。「業界全体の発展のため」とか「あなたの経験のため」という美辞麗句には気をつけるようにしています(もちろん、すべてが悪いとは限りませんので、相手の思いに賛同できるかどうかで判断しています)。

 

企業から「ウチの社内で演奏してください」とか「ウチのイベントに出てください」というオファーをいただけたときは、ワリとしっかりめの金額設定をしています。数十万円じゃないけど、数万円くらい。

反対に、学校や福祉団体から誘われたときは、プロボノ活動として行うこともあります。

※プロボノ:社会的・公共的な価値のために専門スキルや専門知識を活かしたボランティア活動のこと。誰でもできるのがボランティア、専門家が行うのがプロボノ、という感じです

 

と、ここまでいろいろ書き連ねてきましたが、クリスタルボウルは歴史が浅く、奏者が少ないので「相場はない」というのが実際のところです。私の価格設定も私が勝手に決めている価格です(もっと安い・高い人もおられますよね)。

健全な活動を続けていくためにも、金額の設定というのは非常に大切な要素です。

「私はこのくらいの思いを込めて、時間をかけて取り組んでいる。このくらいの価値を創造することができる」。そんなところから、金額を想像してみましょう。

で、もし「そりゃ高いよ」と言われることがあったなら、ひょっとしたら「私はこのくらいの思いを込めて、時間をかけて取り組んでいる。このくらいの価値を創造することができる」という部分が、相手の方とズレているのかもしれません。

「クリスタルボウルの演奏やります!」だけではなく、もっと丁寧な伝え方を考えてみましょう。

今日の夜はこんなYouTubeライブ配信もやりますよ、と。

続けていきましょう。

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